韓国型ロケット「ヌリ号」が7日午後、高興郡の羅老宇宙センターから打ち上げられている。[写真 韓国航空宇宙研究院]
ヌリ号は7日午後0時25分、全南光州市高興郡(チョンナムクァンジュシ・コフングン)の羅老(ナロ)宇宙センター第2発射台から轟音とともに火炎を吹き出しながら離陸した。離陸約12分後の0時37分に高度575キロメートルの目標軌道である太陽動機軌道(衛星が毎日同じ時間帯に特定地点を通過するよう設計された軌道)に到達した。
ヌリ号には主搭載衛星である超小型群集衛星「ネオンサット」2~6号と、大学、企業、自治体などが開発したキューブ衛星10基の15基が載せられた。軌道に到達したヌリ号は35~40秒間隔でネオンサット5基を1基ずつ放出した。衛星同士がぶつからないよう、分離するたびにロケットの姿勢を変え別の方向に引き離した。その後、国産素子・部品検証、粒子状物質観測、医薬品実験などの任務を持ったキューブ衛星10基を10秒間隔で2基ずつ射出した。この過程で射出されなかった1基を除いた9基が軌道に乗った。すべての作業を遂行したヌリ号は離陸約20分目に飛行を終了した。この日打ち上げ現場を訪れた裵慶勲(ぺ・ギョンフン)副首相兼科学技術情報通信部長官は「韓国で最初に超小型群集衛星5基を一気に打ち上げて衛星量産と群集運用時代のドアを開けた」と話した。
過去最も多くの衛星を載せて宇宙へ向かったヌリ号は、複数の主搭載衛星を精巧に分離させる作業を遂行した。運営能力もより一層安定した。打ち上げ管理委員会が午前に定めた打ち上げ時刻に合わせて離陸し、すべての過程が予想時刻通りに進行された。ヌリ号打ち上げ史上初めての定時打ち上げだった。宇宙航空庁の呉泰錫(オ・テソク)庁長は「顧客が望む軌道と時間に合わせ多様な任務を遂行できる宇宙輸送能力を見せたもの」と話した。
主搭載衛星であるネオンサット5基は1基当たり100キログラム未満の超小型群集衛星だ。超小型群集衛星は単一の大型衛星の代わりに複数の小型衛星をひとつのシステムのように有機的に連係して運用する衛星群を意味する。ネオンサット2~6号は打ち上げ当日に南極の世宗(セジョン)基地地上局をはじめとする内外の地上局との初交信にすべて成功した。軌道に乗ったネオンサット5基はそれぞれ白黒1メートル、カラー4メートル級のカメラを搭載し、国家安全保障や災害を観測する役割をすることになる。韓国政府は2027年の6回目の打ち上げで7~11号5基を追加で打ち上げ、衛星10基の群集を完成する計画だ。韓半島(朝鮮半島)を1日3回以上撮影できて、災害などの危急状況の時に同じ地点を24時間以内に再撮影できる。カン・ソンジュ元韓国天文研究院上級研究員は「災害や安全保障分野では1枚の精密な映像だけでなく状況が時間によってどのように変わるかを早く何度も確認する能力が重要だ」と話した。
李在明(イ・ジェミョン)大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の執務室で参謀らとともにヌリ号5号の打ち上げをリアルタイムで視聴した。李大統領は打ち上げ成功が確認された後、喜びながら「政府が打ち上げを積極的に支援した成果。今後打ち上げ周期を縮め衛星技術発展に拍車をかけてほしい」と頼んだ。
今回の打ち上げでは民間企業のハンファエアロスペースの打ち上げ準備・運用参加が4回目の打ち上げ時より拡大した。ハンファエアロスペースはヌリ号製作と組み立てを総括した。打ち上げ統制センター22台のコンソールのうち20台にハンファの人材23人が参加し、このうち18人がコンソールを直接操作した。ハンファエアロスペースのキム・ソン宇宙事業総括は「打ち上げ準備と運用過程の核心業務を今後さらに移転を受け技術を内在化したい」と話した。
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