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[アジア大会]膝のけがを乗り越えて金メダルを獲得した韓国柔道の許海実

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

許海実(ホ・ミミ、24)

独立運動家の子孫である在日同胞の柔道韓国代表、許海実(ホ・ミミ、24)が、故郷の日本で開催されたアジア大会を制した。けがを乗り越えて手にした金メダルであるだけになおさら大きな価値がある。

許海実は1日、名古屋の愛知県国際展示場で行われた2026年愛知・名古屋アジア大会の柔道女子57キロ級決勝で、テルビシ・アリウンジャヤ(モンゴル)に有効勝ちし、金メダルを手にした。2023年に韓国代表の太極マークを付けて以来、許海実が国際総合大会の個人戦で頂点に立ったのは今回が初めてだ。今大会で韓国柔道が獲得した初の金メダルでもある。


中央日報の取材によると、許海実の金メダルはけがを乗り越えて成し遂げた快挙だ。今大会を前に練習中、右膝後十字靱帯損傷のけがを負った。9月に日本の仙台で行われた合宿までは柔道を全くできず休養していた。開幕直前まで選手村で注射治療を受けながらリハビリに専念していたため、代表チーム内部でも金メダルは期待できなかった。許海実は膝に普段の数倍の厚さの特殊テープを何重にも巻いて試合に臨んだ。


許海実は東京で生まれ育った在日同胞だ。日本柔道界で有望株として注目されていたが、「孫が太極マークを付けることを望む」という祖母の遺言に従い、2022年に韓国へ渡った。韓日の二重国籍だったが、その後、日本国籍を放棄した。当初は独立運動家の許碩(ホ・ソク、1857~1920)先生の5代目の子孫という生い立ちで注目されたが、黙々と汗を流し続けた末、柔道選手としても存在感を証明した。2024年の世界選手権では韓国女子選手として29年ぶりに金メダル(女子57キロ級)を獲得し、同年のパリ五輪では銀メダル(女子57キロ級)と銅メダル(混合団体)を加え、柔道界を越えて韓国スポーツを代表する選手の一人として地位を確立した。

パリ五輪直後には肩のけがで手術を受け、今年初めまでリハビリに専念した。回復した直後にまた膝をけがして危機を迎えたが、祖母の遺影の前に金メダルをささげるという一念で耐え抜いた。許海実は「けがの影響でコンディションが良くなかった。プレッシャーも大きかった」とし「私の人生で最もきつい時間だった。『もう一度立ち上がる』ということだけを考えた」と話した。そして「金メダルを首にかけて祖母の遺影の前に立つという誓いを果たすことができてうれしい」と語った。



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