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習近平氏、「軍部ナンバー2」をついに粛清…「派閥形成し巨額の金品授受」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国共産党中央軍事委員会の張又侠・副主席(左)と劉振立・統合参謀部参謀長。EPA=聯合ニュース

中国共産党が習近平体制で「軍部ナンバー2」とされ、今年1月に失脚した張又侠・中央軍事委員会副主席の党籍と軍籍をともに剥奪した。中国当局は張又侠氏が派閥を形成し、巨額の金品を受け取るなど政治・腐敗問題に関与していたとする調査結果も公開した。




21日の新華社通信によると、中国共産党中央政治局はこの日、張又侠・中央軍事委員会副主席(党中央政治局委員)と劉振立・前中央軍事委員会統合参謀部長に対する中央軍事委員会規律検査委員会・監察委員会の処理意見報告書を審議し、採択した。


◇「党と対立し派閥形成」…巨額の金品授受も摘発

中央政治局は調査結果について「張又侠・劉振立両氏は初心と使命に背き、党と対立し、党性原則を失ってレッドラインを越えた」とし、「政治的規律と規則に重大に違反して派閥を形成し、党に対して忠誠を尽くさず、正直でもなかった」と明らかにした。

2人が職務上の権限を利用して他人の昇進などに便宜を図り、その見返りに巨額の金銭や贈り物を受け取っていたことも処分理由に含まれた。親族や周辺の職員に対する教育と管理を怠った点も指摘された。

中央政治局は「張又侠・劉振立両氏は党の規律に重大に違反し、重大な職務犯罪の疑いがある。政治問題と経済問題が絡み合い、腐敗・蓄財と職務怠慢・職権乱用が併存している」とし、「関連する金額が特に大きく、性質は極めて深刻で、影響も極めて悪質だ」とした。

これに伴い、2人の党籍と第20回党大会(2022年)の代表資格を剥奪することにした。事件は軍事検察に送られ、審査・起訴の手続きが進められる。

2人に対する党籍剥奪処分は来月26~29日に開かれる中国共産党第20期中央委員会第5回全体会議(第20期5中全会)で追認される予定だ。中央軍事委員会はすでに2人の軍籍も剥奪した。

中央政治局は「張又侠・劉振立両氏に対する厳正な調査・処分は、反腐敗闘争を最後まで推し進めるという党中央と中央軍事委員会の鮮明な姿勢を十分に示したものであり、腐敗一掃に聖域はなく、容赦しないことを改めて表明したものだ」とし、「人民軍は反腐敗闘争の中で革命的な鍛錬を経て、より純潔で強固になり、より強い結束力と戦闘力を備えるようになった」と主張した。

◇最高指導部が相次ぎ失脚…事実上「習近平1人体制」

習主席の反腐敗ドライブが続く中、中国軍最高指導部では高官の失脚が相次いだ。

李尚福・前国防部長が2023年に失脚したのに続き、2024年には苗華・前政治工作部主任が失脚した。2025年には何衛東・前中央軍事委員会副主席が職を退いた。今年1月には「軍序列2位」だった張又侠氏と統合参謀部参謀長を務めた劉振立氏まで失脚した。

主席1人と副主席2人を含む計7人で構成される中央軍事委員会には現在、習主席と張昇民・副主席だけが残っている。事実上、習主席を中心とする1人体制となった形だ。

特に張又侠氏の失脚は中国内外で大きな関心を集めた。習主席の執権後に追放された現役軍将官のうち、序列が最も高い人物だからだ。1989年の天安門事件以降、中国軍指導部で粛清された要人の中でも最高位級に当たる。

中国軍はこれまで張又侠氏と劉振立氏の具体的な失脚理由を公開していなかった。ただ、軍機関紙は社説を通じて2人が「軍事委員会主席責任制を深刻に蹂躙(じゅうりん)・破壊した。軍に対する党の絶対的指導に影響を与え、党の執権基盤を損なう政治・腐敗問題を深刻に助長した」と批判した。

これをめぐり、中国軍内部の権力闘争が2人の失脚の背景にあるのではないかとの見方も出た。中央政治局がこの日、調査結果を公開しながら「派閥を形成した」「政治問題と経済問題が絡み合った」と明らかにしたことも、こうした見方と無関係ではないとの分析が出ている。

◇党籍・軍籍剥奪を公式化…「事前整理」との見方も

張又侠氏と劉振立氏は今年1月に失脚し、事実上、政治生命が終わった状態だった。こうした状況で、中国当局が2人の党籍と軍籍の剥奪を公式化した時期にも関心が集まっている。

今回の発表は、中央政治局が第20期5中全会の日程と「全面従厳治党(厳格な党管理)」の議題を公式化した直後に出た。来月の大型政治行事を前に、軍部高官に対する処分を締めくくる「事前整理」に乗り出したとの見方が出ている。

中国軍は昨年も第20期4中全会の開催を前に、何衛東氏の党籍と軍籍をともに剥奪すると発表していた。



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