サッカー韓国代表の暫定監督ロベルト・モレノ氏が13日、仁川(インチョン)空港を通じて入国した。 キム・ギョンロク記者
前任の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は就任当初「キャプテンを変えるかもしれないし、変えないかもしれない」と述べ、孫興慜を中心とした従来の構想を変更する可能性を示唆したが、波紋が広がると発言を撤回した。孫興慜はキャプテンマークを守ったものの、チームメートの心を一つにまとめる代表チームの「心臓」にはなれなかった。
「チャンスメーカー」と呼ばれる超一流MFの李康仁と、イングランドプレミアリーグ(EPL)得点王の経験を持つストライカーの孫興慜は、北中米W杯で1ゴールも共同で生み出せなかった。洪監督は孫興慜と李康仁を組み合わせ、相乗効果を生み出す方法を最後まで見つけられないまま辞任した。孫興慜は北中米W杯でチェコ戦(2-1で勝利)とメキシコ戦(0-1で敗戦)で相次いで早い時間帯に交代させられ、南アフリカ戦(0-1で敗戦)では先発から外れた。ピッチの外でも同じだった。主将の孫興慜が記者団と対立した際、選手団は一つの声を出すことができなかった。
指揮官が代わっても2人の選手は依然として代表チームの中心だ。34歳の孫興慜は「エージングカーブ(年齢によるパフォーマンスの低下)」が指摘されているが、依然として彼を上回る若手は見られない。米メジャーリーグサッカー(MLS)の舞台で活躍する孫興慜は今季、各種大会で7得点・19アシストをマークし、計26の攻撃ポイントを生み出した。レギュラーシーズンだけで12アシストを記録しているが、これは「サッカーの神」リオネル・メッシ(13アシスト、インテル・マイアミ)に次ぐ2位だ。
李康仁は今季、新しく所属することになったアトレティコ・マドリード(ATM)で出場機会を増やすことが最優先課題だ。先発出場しているものの、毎回フル出場することなく、後半の早い時間帯に交代している。サッカー韓国代表では実質的な攻撃戦術の中心的存在となったが、車範根(チャ・ボムグン)-朴智星(パク・チソン)-孫興慜と続くレジェンドの系譜に名を連ねるにはもう一段階成長しなければならない。
モレノ監督が冷めた太極戦士の闘志に再び火をつけることができるかも注目される。サッカーファンはW杯の南アフリカ戦で終盤に敗戦の可能性が濃厚になると、目に見えて運動量が落ちた選手の姿勢に失望を隠せなかった。13日、コーチングスタッフ5人と共に韓国入りしたモレノ監督もこの点を最初に挙げた。仁川国際空港の到着ロビーでまず「サッカー代表チームの選手を一つにまとめる。国民がまた誇りを持てるようにする」と宣言した。暫定監督の資格で代表チームの指揮を執るモレノ氏は9~11月のAマッチ6試合を率いる。結果しだいでは契約延長が可能だ。
モレノ監督は「(代表監督への)選任直後から毎日、韓国のAマッチの試合映像を分析した。韓国の文化についても引き続き学んでいる」とし「北中米W杯の結果は残念だが、今は前を向いて進まなければいけない」と強調した。「モレノ号」として新たな看板を掲げたサッカー韓国代表は24日のエクアドル戦(水原)をはじめ、ウルグアイ(28日・ソウル)、ベネズエラ(10月2日・蔚山)、ウズベキスタン(10月6日・竜仁)と相次いで対戦する。
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