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中東、再び3つの戦争…沈静化の兆しから一転、さらに激化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ホルムズ海峡付近に停泊する船舶。AP=聯合ニュース

戦闘が収まりかけたかに見えた中東で、再び各地に砲声が響いている。ホルムズ海峡、紅海、レバノンの3つの戦線で、「抵抗の枢軸(イランが主導する非公式の軍事・政治同盟)」に属する勢力との衝突が続いている。

最も直接的な火種となっているのは、米国とイランが対峙するホルムズ海峡だ。ロイター通信によると、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は9日(現地時間)、声明で、ヨルダンのアルアズラクにある米軍基地をミサイルで攻撃したと明らかにした。イランはさらに、米軍基地が置かれているクウェートとバーレーンの周辺海域でタンカーを威嚇し、ホルムズ海峡に新たな「海上排除区域」を設定すると宣言した。


イランによる今回の攻撃は、米軍がイランのタンカーを爆撃したことへの報復措置だ。米軍は前日の8日、イランのタンカー5隻を破壊したと発表した。これに先立つ2日間に、イランが弾道ミサイルで米軍艦艇を2度攻撃したことへの報復だと説明した。米軍は1日にも、イランの防空網やレーダー、海上戦力、機雷敷設用の装備・施設、通信施設などに大規模な空爆を行い、少なくとも18人が死亡した。覚書(MOU)を交わして60日間(6月17日~8月17日)戦闘を休止していた両国が、ここ数日、競うように報復を繰り返している。


2つ目の火種は、サウジアラビアとイエメンの反政府武装組織フーシ派の対立だ。2014年にフーシ派がイエメンの首都サヌアを掌握すると、サウジアラビアは政府軍を支援する形で軍事介入し、以来10年以上にわたって対立が続いてきた。2022年の停戦から4年後、再び戦闘が始まった。

8日のAFP通信によると、フーシ派はドローンとミサイルを使い、ハミース・ムシャイト、アブハ、ナジュラン、ジザンのサウジアラビア南部4都市を攻撃した。攻撃対象には、サウジアラビアの国営石油会社アラムコの基幹製油施設も含まれていた。サウジアラビアは、女性や子どもを含む少なくとも73人が負傷したと発表した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は今回の攻撃を、「フーシ派によるサウジアラビア本土への攻撃としては、ここ数年で最も深刻なものの一つ」と評した。

サウジアラビアも対抗して戦闘機を投入し、フーシ派が掌握するイエメンの首都サヌアの東方に位置するジュバと、同国南西部のタイズ地域に報復空爆を行った。サウジアラビアは、バブエルマンデブ海峡の掌握を狙うフーシ派を阻止するため、ここ数日、イエメン各地にある同派の拠点に大規模な空爆を加えていた。AFPは「過去1週間で双方合わせて500人以上が死亡した」と報じた。

イスラエルとレバノンのヒズボラが衝突するレバノン戦線でも、戦闘が続いている。イスラエルは、イランの支援を受けるヒズボラを安全保障上の脅威と見なしてきた。米国とイランの停戦後も、ヒズボラの武装解除やイスラエル軍のレバノン南部からの撤退をめぐって双方は折り合えず、最近では衝突が一段と激しくなっている。

レバノン側によると、イスラエル空軍は7日、レバノン南部のクファルルマンを2度空爆し、12人が死亡した。6日にもイスラエルの爆撃で少なくとも7人が死亡した。6月の停戦以降、最大規模の被害となった。イスラエルは、自国の兵士を狙ったヒズボラによる2件のドローン攻撃への報復だと主張した。また、4日には、戦略的要衝のアリ・アルタヘルにある地下施設でヒズボラを掃討したと発表した。イランはこれに先立ち、「アルタヘルを攻撃すれば、大規模な報復に出る」と警告していた。

3つの戦場で同時に戦火が燃え上がっていることは、中東の戦争が一時的に小康状態にあっただけで、終わってはいなかったことを示している。

中東で軍事的緊張が高まるなか、国際原油価格も急騰した。北海ブレント原油先物の11月渡し価格は、9日の取引で一時、1バレル=100ドルを超えた。ブレント原油価格が1バレル=100ドルを突破したのは、7月24日以来初めてだ。



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