忠北(チュンブク)道庁の近くにある文化施設「タンサン・考えのバンカー」が閉鎖されている。施設内部の湿度による活用度の低下や運営費の増加が続くと予想され、開館が不透明な状況だ。チェ・ジョングォン記者
2年間にわたり展示場として活用されたものの、先行きが不透明になった。忠清北道が地方債削減と歳出構造調整を盛り込んだ「民選9期財政正常化計画」を推進し、再検討の対象となったためだ。高い湿度による施設活用度の低下と運営費の負担が理由だ。
これまで施設運営に投入された道費は10億8000万ウォンになる。年間5億ウォン余りの運営費まで見直すことになったのは、忠清北道の財政余力が低下しているためだ。来年返済しなければならない債務も1218億ウォンに上る。愼鏞漢(シン・ヨンハン)知事は「毎日1億ウォン以上を利子の返済にあてなければならない状況だ」と話した。
タンサンバンカーは地方財政が置かれた逆説を示している。一度作った施設や福祉事業は、首長が代わり人口が減っても簡単にはなくならない。一方、新しい首長は自身の公約や事業をこれらに上乗せする。愼知事も伴侶動物(ペット)テーマパークやK-POP公演アリーナの建設などを公約した。
地方財政の指標が悪化している。2日、韓国企画予算処と行政安全部によると、全国の地方自治体の統合財政収支比率は今年-4.93%で、2023年(-4.95%)以降4年連続で赤字を記録した。使った金(財政支出)より入ってきた金(財政収入)がその比率だけ少なかったという意味だ。不足分は借金として積み上がった。自治体の債務は2020年末の30兆294億ウォンから昨年末には44兆9780億ウォンとなり、5年間で14兆9486億ウォン増えた。財政自立度は2022年の45.34%から今年は42.37%に低下した。全国243自治体のうち48カ所は自主収入が予算全体の10%にも満たない。
一方、予算規模は拡大し続けた。自治体の今年の予算は341兆9000億ウォンで、2020年(253兆2000億ウォン)より35%増えた。中央政府から地方に交付される地方交付税も同期間に50兆3000億ウォンから74兆ウォンに膨らんだ。
自治体の支出は人口の変化とは別の動きを見せた。ナラサルリム研究所によると、2015~2025年に全国の人口は0.3%減少したが、自治体予算は94.3%増えた。1人当たり予算の増加率は基礎自治体が99.2%で、広域自治体(91.8%)より高かった。特に人口が6.2%減り、減少幅が最も大きかったある地方自治区では、予算全体が121.5%増え、1人当たり予算は2倍以上に膨らんだ。
予算は増えているのに「使える金がない」という声が出るのは、一度生じた支出がなかなかなくならないためだ。ナラサルリム研究所のソン・ジョンピル所長は「前任者が作った支出をなくさず、その上に新しい首長が新たなものを作る」とし「事業はなくならないのに、税収はそれほど増えない」と話した。
息をしているだけで毎日利子1億ウォン…時限爆弾となった韓国のマイナス地方財政(2)
この記事を読んで…