中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が31日(現地時間)午後、キルギスのビシュケクで首脳会談を行い、両国の懸案について協議している。AP=聯合ニュース
「エルティシ川北極回廊」も注目される。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、中国西部の新疆ウイグル自治区に源を発し、カザフスタンを経てロシアのオビ川につながるエルティシ川(全長4248キロ)を活用して北極海に進出する河川・海上複合ルート構想が具体化していると先月30日、報じた。
エルティシ川北極回廊は、現在中国の北極航路が通る幅85キロのベーリング海峡が有事の際に米国によって封鎖された場合、代替ルートとして機能する可能性がある。ただし、中国政府はまだ公式の立場を明らかにしていない。また、冬季には最長6カ月に及ぶ結氷や季節的な低水位、堆積による大規模な浚渫(しゅんせつ、海や川の底の土砂をさらって取り除く土木工事)負担など、相当な技術的な困難を強いられる。
米中ロ、朝中ロという2つの三角構図も会談の注目ポイントだ。これに先立ち23日、ジョン・ラトクリフ米中央情報局(CIA)長官が乗った輸送機が秘密裏に約7時間モスクワに滞在し、ウクライナ戦争終結などについて協議したとされる。特に11月に中国・深圳で開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議にトランプ、プーチン両大統領が出席する見通しで、9月末のワシントンでの米中会談に続き、米中ロ3カ国首脳会談が実現するかどうかも注目される。
これに関連し、プーチン大統領は「8月に中国のコンテナ船が北極航路に沿って初の定期運航を成功裏に終えた」とし、「APEC議長国である中国の活動を支持する」と述べた。北極航路に対する中国の関心に呼応するとともに、11月のAPEC首脳会議への出席を予告したものとみられる。
中国はロシアの北朝鮮への接近を牽制(けんせい)する可能性も高い。最近、今回の東方経済フォーラムを機に朝ロ・豆満江(トゥマンガン)自動車橋が開通し、首脳接触が行われるとの見方が出ている。豆満江自動車橋は4月に両国の閣僚が連結式に出席し、6月の開通が予想されていたが、習主席の7年ぶりの訪朝と重なり、開通しなかった。中国は豆満江下流を通じた海洋進出をめぐる懸案を抱えており、北朝鮮をめぐっても中ロは激しい神経戦を繰り広げている。
3カ月ぶり習近平氏と会ったプーチン氏「恒久的なビザ免除」提案…シベリア・ガスパイプライン協議か(1)
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