ハンファエアロスペースが高性能の有人戦闘機から経済性に優れた無人ドローンまで開発するための「ワンスカイ」戦略を提示した。27日、全羅南道麗水市で開かれた「ガスタービン・シンポジウム2026」でキム・ソン副社長がこの戦略を発表している [写真 ハンファエアロスペース]
ハンファエアロスペースは27日、全羅南道麗水(ヨス)で開かれた「ガスタービン・シンポジウム2026」で、「ワンスカイ」開発パラダイムを紹介した。長年の経験を持つ高性能有人機のレガシー技術を、次世代の無人機やドローンなどの「ニュースカイ(New Sky)」技術に結びつけるということだ。さらに無人機用エンジンの開発を通じて確保した量産技術をまた有人機分野に応用するという好循環構造を構築する計画だ。
「ワンスカイ」戦略が打ち出された背景には、近年急激に変化した現代戦の様相がある。欧州や中東での戦争では、安価な無人機やドローンを活用して戦車やミサイルなど高価な戦略兵器を無力化する戦術が一般化している。このため高性能兵器だけでなく、低コストの航空戦力を迅速に確保することも重要になった。これまで高性能有人機用エンジンの開発に力を注いできたハンファとしても、急成長する無人機市場を傍観するわけにはいかない状況を迎えている。
ハンファは過去47年間にわたり航空エンジンを開発する中で蓄積してきた経験を、無人機分野にも積極的に活用する計画だ。ハンファエアロスペースのキム・ソン副社長は「急激に変化する安全保障環境と、市場の新たな要求に対応する航空エンジンを迅速に開発するためには、これまで確保してきた技術と経験に基づく資産を積極的に活用する必要がある」と述べた。
ハンファは人工知能(AI)を活用してエンジン開発速度を高める計画だ。これまでに1万回を超えるエンジン試運転と、約3万5000件の航空エンジン用素材に関するデータベースなどを活用するという。数十年蓄積されたデータを学習させた独自のAIモデル「エンジニアス」を通じてエンジン開発に伴うリスクを減らし、新たな技術やアイデアを取り入れる方針だ。キム副社長は「エンジン試験に失敗するたびに数十億ウォンの費用と数カ月の時間が追加でかかるため、試行錯誤を最小限に抑えることが重要だ。AIがその役割を遂行することになる」と説明した。
この記事を読んで…