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「権力と金で買春」中国の政治家・馬興瑞氏、失脚から3カ月で党籍・公職剝奪

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年9月3日、抗日戦争勝利80周年の閲兵式(軍事パレード)に出席した馬興瑞(前列左)政治局委員兼中央農村工作領導小組副組長が天安門の楼閣で汗を拭っている。馬氏は14日、家族ぐるみの汚職などの疑いで党籍を剥奪し公職から追放する「双開」処分を受けたと国営新華社が報じた。[写真 CCTVキャプチャー]

中国・政治局委員兼中央農村工作領導小組副組長だった馬興瑞氏(67)が、買春などの不祥事により党籍を剥奪され公職から追放されたと、国営新華社が14日、報じた。

中国の月探査計画を指揮した経歴を持ち、2013年に工業情報化部副部長(次官)として政界入りし、「宇宙幇」の代表格として注目を集めた馬氏は、買春や家族ぐるみの汚職などの疑いで司法当局に送致された。


新華社はこの日、先月30日に開かれた中国共産党中央政治局会議で、中央規律検査委員会が提出した「馬興瑞問題の審査結果および処分意見に関する報告」の審議が通過したと伝えた。党は、馬氏の党籍を剥奪し公職から追放する「双開」処分を決定し、犯罪に関わる問題については検察に送致して捜査・起訴する方針を固めた。今年4月、重大な規律・法規違反の疑いで規律検査委員会の調査を受けてから3カ月での処分となった。


馬氏の党籍剝奪は、今年下半期に開催される第20期中央委員会第5回全体会議(5中全会)で最終承認される。ただ、今年1月に突然拘束されたもう一人の政治局委員、張又俠・中央軍事委員会副主席の調査結果は、いまだ公表されていない。これに先立ち、何衛東・中央軍事委員会副主席は昨年10月、第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)開幕直前に党籍を剝奪された。

今回、馬氏に適用された容疑は、政治・組織・廉潔規律違反と職権乱用の4つだ。まず、政治規律と規則に重大に違反し、部下の重大な規律違反や犯罪容疑を黙認し、管理を怠ったとされた。次に、組織規律違反では、組織による調査過程で真実を明らかにせず、幹部の選抜・任用で他人に便宜を図ったほか、自身や親族のために規則に違反して就職先をあっせんしたとされた。

さらに、廉潔規律違反では、贈答品や金品を受け取り、親族が住宅を安値で購入できるよう便宜を図ったほか、「権色交易(権力と性的関係の取引)」や「銭色交易(買春)」を行い、親族が自身の地位を利用して巨額の利益を得ることを黙認するなど、家族ぐるみの大規模な汚職に関与したとされた。

最後に、公権力を私的利益のための手段として悪用したとされた。自身の地位を利用して企業経営やプロジェクト契約、昇進などで他人に利益を供与し、自身や同僚の親族、特別な関係者と結託して巨額の金銭や財産を違法に受け取ったという。

このため、馬氏の失脚は政治的な問題よりも個人的な汚職が原因だったとの見方が出ている。米国の時事評論家、鄧聿文氏はこの日、X(旧ツイッター)で「規律検査委員会の文書を見ると、馬興瑞事件には、張又俠氏や何衛東氏、あるいは他の高官の事件でしばしば見られる『派閥形成』『政治的野心』『党への不忠・不誠実』『党の団結と統一の破壊』など、政治グループの形成を連想させる表現がない」と指摘した。そのうえで、「馬興瑞事件は政治問題ではなく、習近平国家主席への不忠ではなく、権力と金銭、家族の利益が結び付いた組織的な汚職事件だった」と分析した。



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