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「母に新しいスマホ買ってあげられない」…親孝行まで高騰するチップフレーション時代=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

サムスン電子のサービスエンジニアがスマートフォンのディスプレーを点検している。[写真 サムスン電子サービス]

「昨年300万ウォンなら買えたゲーミングPCがいまは400万ウォンを大きく超えましたよ。あきれる…」。

ソウルに住む会社員オさん(35)は最近PC見積もりを頼んだところ開いた口がふさがらなかった。彼は「故障した部分だけ部品を買って使おうとしても部品価格自体があまりに上がって意味がなかった。今後500万ウォンまで上がるかもしれないという話に、いまが最も安いタイミングだと妻を説得している」と話した。


◇「チップフレーション」に修理費も上がる


人工知能(AI)インフラ投資ブームが触発したいわゆる「チップフレーション(半導体+インフレ)」がスマートフォンとPCなどIT完成品価格を押し上げたのに続き、修理費とアフターサービス費用まで上げ消費者の負担が増している。

電子業界によると、サムスン電子は今月初めにサムスン電子サービスに供給する修理用資材価格を上げた。1月の値上げから6カ月ぶりの追加値上げだ。出張費と工賃は据え置いたが、核心資材費が大きく上がったためだ。製品別平均値上げ幅は携帯電話が1万1000ウォン、エアコンが8000ウォン、冷蔵庫が3000ウォン水準だ。専業主婦のチェさん(33)は「成果給祭りに株式上昇で周辺物価と住宅価格が揺らいでいるのに、わが家は高値で株を買い損失だけ見ている。暮らしは厳しいのにあらゆる価格がみんな上がってやりきれない」と吐露した。

新製品価格も上昇傾向だ。サムスン電子が22日に英ロンドンで公開する次世代折りたたみスマホ「ギャラクシーZフォールド8」は初めて300万ウォン台の出庫価格が予想される。実際に国家統計ポータルによると、6月のコンピュータ価格は前年同月比22.2%上がり、保存装置価格は45.6%急騰した。会社員のイさん(39)は「母親のスマートフォンが故障したので新しい製品を買ってあげようとしたがとても高くて買う気になれなかった。結局私が使っていた携帯電話にSIMだけ替えてあげた」と話した。

◇来年には「半導体供給の崖」予告

業界専門家らは世界的ビッグテックのAIデータセンター構築競争が続く中でチップフレーション現象が来年にピークに達するとみている。KB証券のキム・ドンウォン研究員は、「一般消費者が実際に体感することになる2027年のメモリー供給不足は単純な品薄を超え『供給の崖』水準に激しくなるだろう。これは半導体70年の歴史上もっともタイトな供給局面になる見通し」と診断した。

背景にはビッグテックの長期供給契約がある。汎用メモリーの新規生産能力が事実上増えないでいる状況で、AI投資に出たビッグテックが長期契約を拡大し新規生産分が契約顧客を中心に優先配分されているからだ。結局一般PCと家電製品に供給される汎用メモリー供給量は減るほかない。半導体業界関係者は「現在の契約はほとんどが『キャンセル・返品不可』の条件を適用していると承知している。AI用メモリー供給が優先されれば汎用メモリー供給不足は避けられないだろう」と話した。

韓国銀行もやはり「半導体ピークアウト」の懸念よりも供給不足が深刻だと診断した。韓国銀行は「AI投資競争で半導体需要は急速に増加しているが、広帯域メモリー(HBM)など先端メモリーは技術的難度が高く生産量を短期間に増やすのが難しい。過去と違い需要増加速度に供給が追いつかない構造」と分析した。



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