北朝鮮の金正恩国務委員長が先月9日に平壌の順安空港で中国の習近平国家主席を出迎えている。[写真 労働新聞=ニュース1]
中国の習近平国家主席は先月8日の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談で、「ハイレベル交流を指針として中朝友好協力締結65周年記念行事を盛大に開き、外交、法執行、軍隊などの交流を強化しよう」と提案した。今年は社会主義国が重視する5年・10年ごとの節目の年のため、専門家の間では中国の序列3位の趙楽際全国人民代表大会常務委員長が北朝鮮を訪問するのではないかとの見方も出ている。
盧載憲(ノ・ジェホン)駐中韓国大使も6日に北京の韓国大使館で記者らと会い、「今年は朝中友好条約締結65周年で締結記念日である7月11日前後のハイレベル交流関連動向を注視している」と明らかにした。
ただし双方が大々的な行事を準備する動向はまだ感知されていないようだ。韓国統一部当局者は「朝中間で(友好条約65周年)行事を盛大に記念することには合意しているがまだ公開的な動向は把握されていない」と話した。
このため一部では習主席の訪朝直後であるだけにハイレベル交流に集中するよりは両国が芸術団相互訪問のよう記念行事に重点を置く可能性が大きいとの見通しも出ている。外交界では北朝鮮大使館の行事に習主席の最側近である蔡奇中国共産党中央書記処書記が参加する程度の行事を進めるのではないかとの見方が出てきたりもする。
経済分野では両国の密着が実質的に続いている雰囲気だ。朝中最大の貿易拠点である中国の丹東一帯では中国から各種物品を載せて北朝鮮の新義州(シンウィジュ)に向かう車両をたまに見かけるという。中国海関総署によると、1~5月の朝中貿易額は12億5510万ドル規模で、前年同期の10億3193万ドルより21.6%増加した。これは北朝鮮の核・ミサイル高度化で国連安保理の対北朝鮮制裁が本格化した2018年以降の同じ期間としては最も多い数値だ。
2014年に事実上完工したがその後12年にわたり開通していない新鴨緑江(アムノッカン)大橋の開通準備状況もみられる。新鴨緑江大橋は新義州と丹東を結ぶ橋だ。民間衛星分析会社SIアナリティクスは最近この地域を撮影した衛星写真に基づき、北朝鮮が税関と出入国管理施設の建設作業に多くの装備と人材を投じているとの分析を出した。
中国の資金22億元を投じて2011年12月31日に工事が始まり2014年に橋梁を連結したが、北朝鮮が新義州方向につながる接続道路と税関施設の建設を特に説明なく先送りしており開通が遅れている。往復4車線規模の橋がつながれば朝中間の貿易はさらに弾みがつくだろうというのが専門家らの分析だ。
統一研究院の呉庚燮(オ・ギョンソプ)先任研究委員は「朝中経済協力が増加したのは北朝鮮を勢力圏内に置きたい中国と、国家発展に向けた経済的成果が必要な北朝鮮の利害関係が合致した結果」と指摘した。
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