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北朝鮮の鉄条網が南下、軍事境界線まで80メートルに迫る(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

仁川市江華郡(インチョンシ・カンファグン)の平和展望台から見た、北朝鮮・黄海北道開豊郡(ファンヘプクト・ケプングン)の哨所付近の鉄条網で北朝鮮軍が作業している。[聯合ニュース]

合同参謀本部はまた、北朝鮮が昨年末までに最前線地域の不毛地化作業を事実上完了したと判断している。これは「MDLの国境線化」の基礎工事が完了したことを意味する。今月時点で、MDL155マイル(約250キロメートル)のうち、戦術道路は最大70キロメートル、鉄条網は約90キロメートルが完成したという。

冬季に一時中断し、今年3月に再開された最前線での作業は、今月に入っても継続的かつ活発に進められていると合同参謀本部は判断している。特に昨年同時期に約1000人を投入していたのに対し、今年上半期には約5000人を動員するなど、投入兵力は前例のない規模で増加した。


このペースで進めば、北朝鮮が目指す国境線遮断措置は2~3年以内に完成する可能性があると軍は予想している。2024年上半期に北朝鮮が最前線作業を始めた当時、軍は完成まで4年以上かかると見込んでいた。合同参謀本部は「当初予想より1年以上短縮される」と説明している。


こうした北朝鮮の最前線作業は、それ自体が既存の停戦協定体制に基づくDMZの非武装基準に従わない意図を示している可能性もある。MDLを基準として南北それぞれ2キロメートルの区間がDMZだが、北朝鮮軍がMDLの5~10メートル手前で作業を行っているということは、DMZ北側区域全体を武装化しようとしていることを意味する可能性があるためだ。

韓国との断絶措置を継続的に進めてきた金正恩氏は先月、全軍の師団・旅団指揮官を招集し、「南部国境を守る第一線部隊を強化し、国境線を難攻不落の要塞にするというわが党の領土防衛政策」を強調するなど、MDL一帯で武力を強化するよう指示した。

これについて、峨山(アサン)政策研究院のヤン・ウク上級研究委員は、「『要塞化』とは基本的に武装するという意味だ」とした上で、「北朝鮮がMDL以北地域の確保を目的に防衛線を構築するに当たり、火器の投入などでは従来のDMZ基準に従わない考えを示したものと解釈できる」と指摘した。

一方、合同参謀本部は「韓国軍は北朝鮮軍によるMDL一帯での作業動向を綿密に監視しており、確固たる軍事対応態勢を維持しながら安定的に軍事状況を管理している」と明らかにした。さらに「韓国軍は北朝鮮のいかなる挑発に対しても圧倒的に対応できる能力と態勢を維持している」と付け加えた。


北朝鮮の鉄条網が南下、軍事境界線まで80メートルに迫る(1)

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