14日(現地時間)、「UFC(総合格闘技)フリーダム250大会」が開かれる米ワシントンDCのホワイトハウス周辺には黒い鉄製フェンスが設置され、州兵が警戒勤務に当たりながら出入りを統制している。ワシントン=キム・ヒョング特派員
テネシー州ナッシュビルから友人たちとともに10時間以上かけて車で来たというトレント・ウィリアムズさん(27)は、中央日報の取材に対し、「正直、今日がトランプ大統領の誕生日だということを忘れていた。人々は私と同じように大統領の誕生日を祝うために来たのではなく、史上初めて開かれるホワイトハウスでのUFCを楽しみに来た」と話し、イベントの政治的な解釈に警戒感を示した。
一緒に来たブランドン・コリーさん(29)も「ホワイトハウスは政治家だけの空間である必要はない」とし、「ホワイトハウスにオクタゴンを設置するという発想自体がすごい。米国を記念する、最も米国らしい祭典の一つだ」と語った。
◇「税金で維持されるホワイトハウスを大統領個人の神格化に利用」
一方で、冷ややかな視線も見られた。ホワイトハウス近くで「トランプは独裁者になりたがっている!(Trump Wants To Be A Tyrant!)」と書かれたプラカードを掲げて一人で抗議活動を行っていたジョセフ・ミラーさんは、「米独立250周年という国家的慶事を巧みに利用し、大統領の80歳の誕生日パーティーをホワイトハウスから生中継しているようなものだ」とし、「納税者の税金で維持されるホワイトハウスを商業スポーツや大統領個人の神格化のために利用するのは民主主義の恥だ」と批判した。
バージニア州の高校教師だというサラ・ハワードさん(41)は、「UFCの暴力的なイメージが米国の象徴であるホワイトハウスと結びつくのは、教育的にも最悪のメッセージだ」とし、「トランプ大統領が親交の深いUFCのデイナ・ホワイト代表に特恵を与えたものだ」と主張した。
◇イラン戦争をめぐっても「体制転換」vs「早期終戦」
米国とイランの戦争を終結させるための了解覚書(MOU)の署名が迫っていると伝えられるこの日、ホワイトハウス周辺では「イランの体制転換」を求める反イラン市民団体主催の集会も開かれた。
集会に参加するため、イラン出身の妻とともに訪れたというステファン・ベリーさんは、「私たちはトランプ大統領がイランのイスラム体制を完全に打倒してくれることを望んでいた」とし、「イラン政権は、自らの声を上げる自国民を残酷に殺害する抑圧的な政府だからだ」と声を強めた。彼は「ガソリン価格や物価が上がることは気にしない。私にとって重要なのはイラン国民の真の自由だ」とし、「そのためなら、原油価格の上昇程度は喜んで受け入れられる小さな代償に過ぎない」と語った。
一方で、イラン戦争はそもそも大義名分が弱かったとの批判とともに、早期終戦を求める声も聞かれた。2月の米国とイスラエルによるイラン空爆以降、ホルムズ海峡が封鎖され、世界的な「オイルショック」の直撃を受けた若者や庶民の疲弊感は相当なもののようだった。
バージニア州リッチモンドから来た大学生のエリック・ジョンソンさん(22)は、「戦争は終わらせなければならない。もっと正確に言えば、最初から始めるべきではなかった」とし、「私が住む地域では、戦争前には1ガロン(3.78リットル)当たり3ドル台半ばだったガソリン価格が、今では4.5ドルまで急騰した」と話した。さらに、「トランプ政権はイランとの終戦合意を通じて、ガソリン価格をはじめとする生活費の負担を軽減していかなければならない」と強調した。
ホワイトハウスに現れたオクタゴン…「米国流の祭典」vs「民主主義の恥」(1)
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