今月12、13日に釜山(プサン)で開かれたBTS(防弾少年団)の公演で使用されたリストバンド型入場券。闇チケットを販売していた者らは、このリストバンドを切れない程度に緩め、購入者に渡そうとして摘発された。[写真 釜山警察庁]
◇リストバンドを外して68万ウォンで転売、市民の通報で摘発
釜山警察庁犯罪予防対応課は、「BTSワールドツアーARIRANG(アリラン) IN BUSAN」公演に関連し、外国人を対象に闇チケットを販売した疑い(軽犯罪処罰法違反)で40代の男性Aを摘発し、16万ウォンの反則金を科したと14日、明らかにした。Aは、中国から来たBTSファンに22万ウォンの入場券を68万ウォン(約7万2000円)で販売しようとして摘発された。
Aと同じ手口で闇チケットを販売しようとして摘発されたケースは計10件で、全員に反則金が科された。購入者はいずれも中国やベトナムなど海外から来たBTSファンだったことが分かっている。購入者は処罰の対象にはならない。直接販売した10人とは別に、販売者と購入者を仲介する「ブローカー」の役割を果たした外国人1人も摘発された。
キム・ジェヨン犯罪予防対応係長は「取り締まりには警察官約70人を投入し、10件のうち4件は市民の通報によって摘発することができた」とし、「こうした不公正取引に対する通報意識は、以前よりもはるかに高まっているようだ」と述べた。
警察によると、今回の公演の入場券はリストバンド形式で、リストバンドを受け取る前に、チケットの購入履歴の確認や身分証明書による本人確認などの厳格な手続きを経なければならなかった。その後受け取るリストバンド型入場券は、転売防止のため、主催者側が会場で直接装着する方式が採られたという。
入場券を販売した者らは、このリストバンド型入場券を切れない程度に緩めた状態で購入者に渡す手口を使っていたことが分かった。原則としては、リストバンド型入場券があっても入場時にモバイルチケットを併せて提示しなければならないが、観客が集中する時間帯にはリストバンドだけの確認で入場できる点を狙って犯行に及んだものとみられると、警察は説明した。
警察の集計によると、BTS公演が行われた2日間に、人出の混雑や交通の不便などに関する通報が26件寄せられた。また、窃盗の疑いに関する通報も1件あり、警察が事実関係を調べている。
◇消防・自治体・交通公社が総力対応、事故なく公演終了
釜山消防災難本部の消防士・救助隊員118人と、釜山市職員340人なども公演会場周辺に配置された。万が一の事故に備えるとともに、押し寄せる人波を管理するための措置だ。釜山交通公社は、公演期間中、地下鉄1~4号線の運行時間を1時間延長し、列車を増便して観客の輸送に当たった。13日には、公演会場に近い3号線総合運動場駅の乗降客数が7万8480人に達し、平時(1万2596人)の約6倍に増加したことが分かった。
大きな事故はなかった。消防の集計によると、公演会場周辺では計10件の救急活動が行われた。人出の混雑によるめまいやパニック障害の症状を訴えるケースが大半で、いずれも病院への搬送は必要なく、その場で対応できたという。10件のうち3件は、足首をひねった70代女性を含め、スペインやインドネシアから来た外国人に対する救急措置だったことが分かった。
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