2019年6月30日に行われた板門店での朝米首脳会談でトランプ大統領と金正恩国務委員長が話している。[写真 青瓦台写真記者団]
ただ習主席の訪朝後に非核化と関連した言及が出てこないことから、中国が北朝鮮の核保有を黙認しようとしているのではないかとの懸念が提起されたりもした。これに対し外交界では習主席の今回の訪朝は「非核化をめぐる朝中間の緊迫した水面下の駆け引きの結果」だったという評価も出ている。
実際に金委員長は習主席の北朝鮮訪問直前である3日に核物質生産工場を現地指導し、彼の実の妹である金与正(キム・ヨジョン)氏は6日の談話で、米中首脳会談で両国首脳が「北朝鮮の完全な非核化」に同意したという米国の立場に対し「米国の常套的な偽り情報流布劇にすぎない」と誹謗した。
習主席の訪朝日程が公開されたのは5日だった。会談に先立ち核心議題になるほかない核問題と関連したコメントを先に出す外交的欠礼になりかねないことを甘受しながら意図的に「非核化に同意することはできない」という立場を明確にした動きと分析される。
中国と北朝鮮は結局会談を通じて非核化に一切言及しない側で妥協を見た。ただ習主席のトランプ大統領との会談で北朝鮮の核問題について議論した点を事実上認めるなど東アジアでの「核ドミノ」を懸念する中国がこれまで堅持してきた「北朝鮮の核不容」という立場を維持しているという見方も少なくない。
トランプ大統領も金委員長との対話の可能性を閉じずにいる。彼は4月13日にホワイトハウスで韓国の金民錫(キム・ミンソク)首相と会談した際に、5月中旬の自身の訪中を契機に金委員長と会えるかに対し、「会うのは本当に良いがそれが今回中国に行く時期であるかもしれないがそうではないかもしれず、その後になるかもしれないのではないのか」という趣旨で話した。
トランプ大統領がイラン戦争とイランの非核化問題を終わらせられるという具体的なスケジュールを提示し、金委員長との会談関連写真を投稿してトランプ大統領がイランに続きまた別の非核化対象である北朝鮮問題に本格的に関与するのではないかとの見方が出ている。
「イラン終戦」予告のトランプ大統領、突然金正恩委員長との写真を投稿(1)
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