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政府の口先介入も効かず…1550ウォン台で推移の為替相場、やきもきする韓国産業界

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

京畿道の平沢港に輸出用コンテナが積み上げられている。[写真 ニュース1]

ウォンの価値が金融危機当時の水準まで急落し産業界の懸念が大きくなっている。中東情勢不安の長期化と対米関税問題でウォン安が続くだろうという見通しの中で、韓国銀行が基準金利の引き上げまで示唆すると、企業はドル高・原油高・高金利の「3高」の危機を迎えた。

8日午前9時、ソウル外国為替市場で為替相場は1ドル=1555.20ウォンで寄り付いた。為替相場の始値基準で金融危機当時の2009年3月6日に記録した1590ウォン以来のドル高水準だ。外為当局はこの日、韓国銀行のユン・ギョンス国際局長と財政経済部のイ・ヒョンニョル国際金融局長の共同名義で「ファンダメンタルズと比べ過度な変動性と一方向の偏りを決して容認せず強力に対応していくだろう」と明らかにした。韓国政府の口先介入直後にドルは下落に転じたが上昇傾向そのものは折れていない様相だ。


歴代級のドル高に自動車、石油精製、石油化学などの企業は事業に及ぼす影響を分析しながら苦心中だ。業界関係者は「韓国の産業構造上、輸出依存度が高くドル上昇分の相当部分を輸出で相殺できる」としながらも、「ただ最近変動性が急激に拡大する状況で懸念が大きくなっている」と話した。


韓国の自動車産業は輸出の割合が高く、ウォン安が短期的には利益増加に役立つが、中長期的には損失につながったりもする。自動車業界関係者は「ドル高にともなう短期的な業績改善効果を期待できるが、結局マーケティング費用が上昇し需要萎縮が重なる場合、悪材料として作用するだろう」と話した。電気自動車バッテリー素材や鉄鋼をはじめと主要部品と原材料輸入費用などが増え生産コストが大きくなる可能性もある。

石油精製業界と石油化学業界も中東情勢不安が3カ月以上続きすでに原油価格が大きく上がった状況で悩みが大きい。石油精製業界関係者は「ドル高にともなう原油価格上昇分を販売製品に反映しており、為替相場変動に対するリスクヘッジ体系を備えて対応している」としながらも「各シナリオにともなう影響を全般的に分析している」と話した。

利上げの可能性が大きくなったのも悪材料だ。韓国銀行の申鉉松(シン・ヒョンソン)総裁は最近の記者懇談会で、「今後適切な時期に基準金利を引き上げる必要があると判断される」として年内の利上げを示唆した。金利が上がれば企業は施設投資や運営資金調達時に利子費用が上昇し、債券発行金利も高まり負担が大きくなる。

産業界は国際原油価格と原材料価格上昇でインフレ圧力が大きくなった状況で金利まで上がれば企業の業績鈍化と消費萎縮が重なり景気が全般的に沈滞する悪循環に陥ることを懸念している。自動車業界は消費心理悪化にともなう販売減少を、石油精製・石油化学業界は社債借り換えと新規調達費用増加などが最も負担になる部分だ。石油化学業界関係者は「構造調整で業況は良くないが、金利まで上がれば資金調達に悪影響を及ぼすほかない。需要減少が前方産業まで広がらないかが最も大きな悩み」と話した。



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