4月22日、ドイツ北部ポエル島沖の潮が引いた浅い砂州(潮だまり)に閉じ込められたザトウクジラ「ティミー」が横たわっている。AP=聯合ニュース
英国のBBC包装は5月31日(現地時間)、デンマークのアンホルト島近くの海岸で死んだ状態で発見されたザトウクジラのティミーの死骸が最近海岸へ引き上げられ、腐敗の過程で発生したガスにより爆発の危険性が指摘されていると報じた。
体長12~15メートルに達していたティミーの死骸は、現在腐敗が進み、内部にガスが蓄積されて大きく膨れ上がった状態だ。
これを受け、デンマーク環境庁は安全対策を講じた上で、4日に正確な死因を究明するための解剖を実施する予定だ。
環境庁関係者は、獣医師と研究者が研究用サンプルの採取を終え次第、死骸を複数に切断して安全な場所へ移送し、処分する方針だと明らかにした。
別名「ホープ(Hope)」とも呼ばれたティミーは、3月23日、本来の生息域である大西洋を離れ、水深の浅いドイツ北部のティメンドルフ海岸の砂州で発見されて世界的な注目を集めた。
ニシンの群れを追ってバルト海沿岸に入り込み、閉じ込められたとみられるティミーは、その数日後にはドイツのヴァルフィッシュ(Walfisch)島付近でも再び身動きが取れなくなるなど、狭い海域で何度も座礁を繰り返しながら生き延びようと闘っていた。
その様子が生中継されると、ドイツでは思わぬ「クジラブーム」が巻き起こった。現場にはティミーを一目見ようとする人々が大勢詰めかけ、警察が規制線を張るほどだった。応援ソングや各種グッズまで制作され、「国民クジラ」として扱われた。
地元環境当局が生存の可能性は低いとして救出断念を表明すると、激怒した市民らが担当環境相に殺害予告を送るなど、過熱した様相を見せたこともあった。
最終的には独政府と民間の資産家が大型はしけや特設水路、エアクッションまで投入するなど紆余曲折の末、先月2日、ティミーを広い北海へ放すことに成功した。
しかし、ドイツ国民の願いとは裏腹に、ティミーは放流から2週間後、放流地点から約70キロ離れたデンマークのアーンホルト島近海で死骸となって発見され、大きな悲しみを残した。
学界の一部からは、多くの見物客による騒音や大掛かりな救出作業の過程で生じた極度のストレスが、かえってクジラの健康状態を悪化させた可能性があるとの反省の声も上がっている。
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