バングラデシュの国旗
28日(現地時間)、ロイター通信やAFP通信などによると、体重700キロに達するこの白皮症(アルビノ)の雄の水牛は、イスラム教徒が家畜を供物として捧げる祝祭「イード・アル=アドハー」の儀式用として、すでに販売が完了していた。
黒い毛が一般的な水牛とは異なり、この水牛は珍しい白い皮膚と、金髪を思わせる豊かな前髪を持っていた。農場主の弟がトランプ大統領との類似点を見つけ、冗談半分で「トランプ」と名付けたことから世間の注目を集め始めた。
その後、水牛のおとなしい性格やなんとも言えないひょうきんな表情を収めた動画がSNSで爆発的な話題となり、実物を見ようとする見物客が全国から農場へ押し寄せた。
さらには国際政治の舞台でも話題となり、米国と対立関係にあるイランの在ロシア大使館公式X(旧ツイッター)アカウントには、「トランプに似ていると言われて水牛が食欲を失った」とする、からかい混じりのバイラル動画まで共有された。
世界的な関心が集中し、水牛をひと目見ようと大勢の人々が集まるようになると、事故を懸念したバングラデシュ政府はついに直接介入に乗り出した。
サラフディン・アハメド内務相は、水牛の屠殺を直ちに中止するよう特別命令を下した。既存の購入者には全額返金措置を取るよう指示した。供物として捧げるには、あまりにも知名度が高くなりすぎたためだった。
インターネット上の関心のおかげで死の淵から逃れた「トランプそっくりさん」の水牛は、政府の保護の下、首都ダッカにある国立動物園へ安全に移送され、新たな人生を送ることになった。
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