ウクライナ出身のジャーナリスト、オレーナ・クリジャニヴスカ氏
しかし「技術の動物園(Zoo of Technologies)」現象が起きる。標準化不足だ。数百の企業がそれぞれ異なるシステムを採用し、ドローンの種類があまりにも多い。ウクライナ兵士でさえも初めて見るドローンが敵のドローンか味方の実験用ドローンかを区分できず撃墜する場合がある。
--ドローンの種類はどれほどあるのか。
ウクライナ空に飛び回るドローンは1000種類を超える。昨年だけでも500種類以上のドローンが公式認証手続きを通過した。
--ウクライナとロシアのドローンの違いは。
ロシアは大企業の大量生産体制であり、そのため変化への対応が遅れる。ウクライナは小さなスタートアップが中心だ。5~10人が勤務するガレージレベル(garage level)の小企業が大半を占める。小さな規模でも生産すればすべて戦線ですぐに使用され、市場が回る。
クリジャニブスカ氏は「最近ウクライナのドローン生態系も標準化方向に進んでいる。あまりにも多様なシステムは大量生産が難しいため」とし「企業間の買収合併も活発」と紹介した。
--人工知能(AI)はドローンにどれほど活用されるのか。
ウクライナにも独自のAIモデルを開発する企業がある。ただ、まだ完全自律AIではなく、標的確認のようなAI補助技術レベルだ。期待ほど迅速に戦場に適用することはできない。ウクライナ将兵の中にはAIを信頼しない人たちも多い。偽装服を着て隠れている狙撃手は人間だけが識別できる場合がある。AIは民間人の車両と敵の車両を区分するのが難しい。しかし人間の操縦士は車両の動きを見るだけで敵の車両かどうかを把握できる。現在はまだ人間の経験が非常に重要だ。
--ドローンに関してウクライナが得た教訓は。
ウクライナの教訓は単に装備を保有することが重要なのではないということだ。ドローン運用人材を訓練することが重要だ。現代戦場は完全に透明になった。上空からすべてのものが見える。多くの西側の軍隊はまだその現実を完全には理解していない。
--韓国との協力は。
ウクライナは韓国との協力にも非常に関心が多い。韓国は多くの先端防衛産業技術を保有している。ウクライナは多層防空網に集中している。迎撃ドローンを電子戦、地対空システムと統合した。このような経験をウクライナが韓国に提供することができる。
「『勇士の市場』で注文すればよい」…ウクライナのドローン革新の秘密(1)
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