身体接触なしで仮想空間内で対戦する「バーチャルテコンドー」が、アジア大会の競技種目に追加される見通しだ。写真は2024年にシンガポールで開かれたバーチャルテコンドー選手権大会。[写真 世界テコンドー連盟]
読売新聞は21日、アジア大会組織委員会関係者の話として、「バーチャルテコンドーがアジア大会に含まれる予定だ」と報じた。バーチャルテコンドーは、VRヘッドギアとモーションセンサーを装着した選手たちが、実際の競技場ではなく仮想空間で身体接触なしに対戦する新しい形のスポーツだ。まるで格闘ゲームのように、制限時間内に相手を攻撃してパワーゲージを減らす方式で勝敗を競う。一方のパワーゲージがすべてなくなるか、制限時間終了時点でより多くのゲージを残していた側が勝利する。
読売新聞は、「世界選手権大会が開かれるなど、バーチャルテコンドーに注目するファンが増える中、アジア・オリンピック評議会(OCA)が種目追加を要請したものとみられる」とし、「テコンドーの既存種目であるキョルギ(組手)とプムセ(型)に加え、競技会場である愛知県豊橋市総合体育館で、バーチャル種目もあわせて実施する案を最終検討している」と伝えた。バーチャルテコンドーのアジア大会種目追加の可否は、来月開かれる大会組織委員会理事会を経て正式発表される予定だ。
世界テコンドー連盟(WT)関係者は、「テコンドーの領域を拡張する種目の一つとして、バーチャルテコンドーも含まれている」とし、「これまでアジア大会の正式種目採択に向け、さまざまな努力を続けてきた」と述べた。WTによると、アジア大会の競技種目に含まれた場合、17歳以上35歳以下の選手が参加する男女混合の個人戦方式で行われる予定だ。身体接触がないため、男女の区別なく対戦できる点が長所だという。
ただし、バーチャルテコンドーが正式種目に加わったとしても、これによってテコンドー競技自体のメダル数が増えるわけではない。今年のアジア大会テコンドー競技にかけられる金メダル数は計11個で、4年前の杭州大会(13個)に比べて2個減る。キョルギでは、オリンピックと同様に男女各4階級ずつ、計8個の金メダルを争い、男女混合団体戦は廃止される。プムセは男女個人戦それぞれ1個ずつの計2個を維持する。
一方、今回のアジア大会には、テニスとスカッシュを組み合わせた「パデル」、サッカーと卓球を組み合わせた「テックボール」などの新競技も追加され、スポーツファンの注目を集める見通しだ。
この記事を読んで…