15日、北京・中南海庭園を訪問した習近平中国国家主席(右)が、ドナルド・トランプ米大統領(左)との会談で身ぶりを交えて話している。[AFP=聯合ニュース]
レアアースを含む重要鉱物に対する協力案もファクトシートに盛り込まれた。しかし、「輸出規制解除」など、中国側の明確かつ具体的な約束の代わりに、「サプライチェーン不足に関連して中国が米国の懸念に対応する」との文言だけが盛り込まれた。
ファクトシートは、レアアースおよび重要鉱物に関連し、イットリウム、スカンジウム、ネオジム、インジウムなどを例示した上で、これに関連する「米国の懸念に中国が対応する(China will address U.S. concerns)」と明らかにした。レアアースの生産や加工に必要な装備・技術の販売を禁止または制限したことに関しても、中国が米国の懸念に対応するとの表現が盛り込まれた。
トランプ大統領は就任と同時に、中国に対する強硬な関税政策を実施して中国に圧力をかけたが、中国はレアアースをはじめとする重要鉱物に対する輸出規制で対抗し、結局、事実上の「貿易休戦」を引き出した状態だ。
一方、両首脳は貿易に関して、貿易委員会と投資委員会を設立することで合意した。ファクトシートは、貿易委員会では機微性の低い商品の取引を扱う予定であり、投資委員会では両国間の投資関連問題を議論するための政府間フォーラムが設けられる予定だと紹介した。
ホワイトハウスは今回の首脳会談について、「トランプ大統領と習主席は、米国と中国が公正性と互恵性を基盤に、戦略的安定の建設的関係を構築すべきだという点で一致した」と説明した。「戦略的安定の建設的関係」は、中国側の首脳会談結果発表で先に登場した表現だが、米国も会談結果発表文に同じ表現を盛り込んだ点が目を引く。
安定を掲げたこうした表現は、11月の選挙を前に、双方の対立が繰り返されることをひとまず避けようとする意図と解釈される。しかし、この過程でトランプ大統領は農産物販売拡大など短期的成果の確保にとどまった一方、習主席は極めて敏感な台湾問題を積極的に議題に載せ、米中関係を従来とは異なる対等な競争構図として位置づけるなど、長期的戦略の側面で成果を上げたとの評価が出ている。
ホワイトハウス「米中、北朝鮮の非核化を再確認」…会談成果として農産物購入を強調(1)
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