原油価格情報システムによると14日午前9時基準で全国平均ガソリン価格は1リットル 1996.2ウォンで前日より1.3ウォン上がった。写真は15日のソウル市内のガソリンスタンド。[写真 聯合ニュース]
韓国の先月の輸入物価上昇率が28年2カ月ぶりの上昇率を見せた。中東の戦争による原油高の衝撃が本格的に物価に反映されインフレ(物価上昇)警告灯が灯った。
韓国銀行によると、先月の輸入物価指数(2020年=100)は169.38で前月の145.88より16.1%上がった。上昇率は通貨危機が起きた1998年1月の17.8%以降で最も大きかった。
品目別では原材料のうち原油など鉱産品が44.2%、中間財である石炭・石油製品が37.4%、化学製品が10.7%と輸入物価上昇を牽引した。上昇率を引き上げた火種は原油だ。原油輸入物価はウォン基準で前月比88.5%上昇した。1995年の関連統計作成開始後で最高の上昇率だ。為替相場の影響を除いても前月比83.8%上がり、第1次石油危機当時の1974年1月以降で最も高かった。実際にドバイ産原油価格は同じ期間に1バレル=68.4ドルから128.52ドルと約1.9倍に急騰した。
原油は多くの産業の基礎となる原料だ。ガソリンと軽油など輸送用燃料だけでなく、ビニールと合成ゴム、プラスチックなどの核心原料であるナフサも原油精製過程で出る。原油価格が高騰し、ナフサが46.1%、航空燃料が67.1%など中間財全般で価格が上がった理由だ。ここにウォン安まで重なり輸入物価上昇幅が拡大した。為替相場は2月の平均1ドル=1449.32ウォンから1486.64ウォンに2.6%ウォン安が進んだ。
消費者物価上昇圧力は避けにくそうだ。輸入物価が時差を置いて消費者物価を引き上げる場合、これまで2%台だった消費者物価上昇率が今月以降大きく上がる可能性がある。韓国銀行のイ・ムンヒ物価統計チーム長は「米国とイランの交渉の不確実性が高い上に当分原材料供給支障が解消されにくい点などを考慮すれば物価を予測しにくい状況」と話す。
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