トランプ米大統領が20日、連邦最高裁の相互関税違法判決直後にホワイトハウスで記者会見をしている。[写真 EPA=聯合ニュース]
この日ICE先物取引所で5月引き渡し分ブレント原油先物終値は1バレル=91.98ドルで前営業日より4.8%上がった。ニューヨーク商品取引所で4月引き渡し分ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物終値は1バレル=87.25ドルで前営業日より4.6%上昇した。
主要国が石油備蓄を過去最大規模で市場に放出すると約束したが、イラン戦争持続にともなう世界的原油不足の懸念を静めるには力不足だった。
IEAはこの日、32の加盟国が非常石油備蓄合計4億バレルを市場に供給することを全会一致で合意したと明らかにした。放出規模は2022年のロシアのウクライナ侵攻後2度にわたり実施された合計1億8270万バレルの放出規模と比較して2倍を超える水準だ。
ただ原油価格は備蓄放出発表が価格安定に寄与するだろうという期待に懐疑的な反応を見せた。マッコーリーはこの日の報告書で、IEAの提案規模が世界の1日生産量基準で約4日分、湾岸地域を通過する原油物流量を基準として約16日分にすぎないとした。
JPモルガン・チェースも「役には立つが、その速度では1日1600万バレルの供給不足を実質的に緩和させるには足らず、初期的な緩衝効果だけ提供する可能性が大きい」と診断した。
スウェーデンの銀行SEBのアナリストはロイターに「過去最大規模の戦略石油備蓄放出といっても市場は現在の危機を解消するには役に立たないとみているようだ」と評価した。
一方、この日ホルムズ海峡一帯で船舶3隻がイラン軍の攻撃を受け緊張感を高めさせた。イラン戦争勃発後この海峡一帯で攻撃された船舶は最小14隻だとロイターは伝えた。
イラン軍を統合指揮する中央司令部はこの日、「石油とエネルギー価格を人工的に引き下げることはできない。原油価格はあなたたち(西側)が不安にした域内安全保障に左右されるだけに1バレル=200ドルを覚悟せよ」と警告した。
一方、トランプ米大統領はこの日、米軍がホルムズ海峡のイラン機雷敷設艦の大部分を除去したとし、ホルムズ海峡を通じて石油を運ばなければならないと強調した。
原油価格上昇に対しては「市場はしっかり持ちこたえている。若干の影響があるものと予想したが、おそらく思ったより軽かった。そしてかなり短時間で正常に戻るだろう」と話した。続けて「価格がとても大きく落ちている。石油価格も下がっていくだろう」とした。
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