2日に行われたAFC女子アジアカップの韓国戦で、国歌斉唱を拒否し沈黙を守るイラン代表の選手たち。EPA=聯合ニュース
トランプ大統領は9日(現地時間)、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」を通じて「オーストラリアは、イラン女子代表チームが殺害される可能性が高いイランへ強制送還されることを許容し、恐ろしい人道的な過ちを犯している」と批判した。
続けてアンソニー・アルバニージー豪首相を指名し、「首相、送還などせず彼女たちの亡命を許可せよ」とした上で、「もしあなたがしないのであれば、米国が彼女たちを受け入れる」と強調した。
イラン女子代表は今大会、3戦全敗・無得点9失点という惨愃たる成績で敗退した。しかし、彼女たちは今大会の韓国戦で国歌斉唱を拒否し、大きな注目を集めていた。
これに対し、イラン国営TVのモハマド・レザ・シャバジ氏は放送で「(戦争状況下で)国歌斉唱を拒否する行為は、羞恥心と愛国心の欠如の極致だ」と断じ、「戦時反逆者」であると公開非難した。
当時は米国とイスラエルによるイラン空襲が開始された直後だった。彼女たちの行動は、政府に対する抗議の意図があったものと解釈されている。
その後、選手たちへの身辺の脅威が現実味を帯びる中、実際に代表チームからの離脱も相次いでいる。現地メディアによると、ファテメ・パサンディデ(Fatemeh Pasandideh)、ザフラ・ガンバリ(Zahra Ghanbari)ら選手5人がすでに宿舎を離れ、豪州連邦警察の保護の下、セーフハウス(安全な隠れ家)に移動したことが分かった。
また、選手団のバス内から、ある選手がファンに向けて救助要請を意味する「SOS」のハンドサインを送る場面もキャッチされている。
豪州国内の人権団体は、イラン代表チーム全体を政治的難民として収容すべきだと声を上げている。豪州政府は依然として公式立場を明らかにしていない。
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