先月28日、米ロサンゼルスで米国とイスラエルのイラン攻撃に反対するデモ参加者が涙を流している。[写真 AP=聯合ニュース]
AFPとDPA通信によると、先月28日夕方にテヘラン各地で住民が窓の外に出て拍手し音楽をかけたり口笛を吹く姿が目撃された。交流サイト(SNS)にシェアされた動画には歓声とともに爆竹が鳴る場面も収められていた。
ハメネイ師死亡説は衛星を通じて海外に基盤を置くイラン反体制メディアがまず伝え、その後現地の住民に急速に広がったという。ただ1月の反政府デモ当時の強硬鎮圧で大規模な死傷者が発生した記憶のためか、群衆が大規模に街頭に出てきたりはしなかったとAFPは伝えた。
◇「慎重だが希望」…政権変化への期待感も
ウォール・ストリート・ジャーナルはハメネイ師死亡説が広がる前の報道で、イランの政権に反対してきた一部市民の間で「新しい未来」に対する慎重な期待が感知されると伝えた。
長期化する経済難と政治的・社会的統制に対する不満が貯まってきたが、今年初めの反政府デモで数千人が死亡するほどの強硬弾圧を経て民衆蜂起だけでは政権交代は難しいという認識が広がったと分析される。
北部地域で負傷したデモ参加者を治療したある医師は今回の空爆に対し「慎重だが希望的。他の方法はなかった」と話した。彼は最善のシナリオで政権首脳部だけを狙って流血を最小化し、これを契機に民主化の道が開かれる状況を挙げた。
◇空爆直後に混乱…物品買い占め、交通渋滞
一方、空爆直後にテヘラン都心は深刻な混乱に包まれた。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、午前に爆撃によりあちこちで爆音が鳴った後住民らが食料品店とガソリンスタンドに集まり水や食品を買い占め、渋滞が発生した。
インターネット接続はほぼ遮断され、外部世界との通信だけでなく、イラン国内でも連絡が円滑でない状況が続いた。政府が存立の岐路に立ったのに伴った統制措置と分析される。
テヘラン上空を横切るミサイルを目撃しカスピ海近くの別荘に移動したという企業家は「人々が本当に恐れている」と伝えた。
政権崩壊を期待しながらも外国の軍事介入と全面戦争への拡大を懸念する声も少なくない。ある女性映画関係者は昨年6月のイスラエルとの12日間戦争でトラウマを体験したとし、「戦争が起きて良いことはない」と話した。彼女は「人々は『米国は民間人を害しないだろう』というが信じられない。彼らはイランの人々を気にしない」と主張した。
ハメネイ師の生死が正式に確認されない中で、歓呼と恐怖、期待と不安が入り乱れたテヘランの雰囲気はイラン政局が重大な分岐点に立っていることを見せている。
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