韓国の就業博覧会資料写真。ソン・ボングン記者
現代自動車は技術職(生産職)を昨年500人、今年300人採用する。過去に年間1000人ずつ採用していたのと比較すると半分水準だ。2023年までの約10年間は採用がなかったが労使協議を経て再開した。しかしその後も小規模な採用にとどまっている。「最強の生産職」と呼ばれるほど人気は依然として高く、競争率は数百倍に達する。
◇行き場のない青年「資格3つでも就職難しい」
韓国の雇用市場で最も大きな割合を占める製造業の就業者が急減している。特に青年が好む「大企業正規職」など良質の働き口を中心に消えている。
韓国国家データ処によると、製造業就業者は2022年の450万3000人から2023年が446万1000人、2024年が445万5000人、昨年が438万2000人と減少が続いている。3年間で減った雇用は12万件を超える。月別基準でも製造業就業者数は18カ月連続の減少だ。
問題は「良質の雇用」を中心に減っている点だ。国家データ処のマイクロデータを分析した結果、就業者の減少は正規職に当たる常用職労働者で最も目立った。常用職労働者は2022年の366万3073人から3年連続で減り昨年は359万6343人だった。この期間に6万6730人減少したが、日雇い・臨時職など他の労働者より多くの人数が減った。
同じ期間に事業所規模別では従業員30~99人の中小・中堅製造業事業所の就業者が95万7083人から88万5545人に7万1538人減り減少幅が最も大きかった。2022年に92万2011人だった従業員300人以上の大型製造業事業所の就業者も3年連続で減り昨年は90万3049人だった。この期間に大企業製造業の就業者が1万8962人減ったという意味だ。これに対し従業員1~4人など零細な小規模製造業就業者だけ同じ期間に61万6784人から65万760人に増えた。
専門家らは最近の製造業の成長が雇用誘発効果の低い半導体を中心に進んでおり、自動化や機械導入も大企業を中心に進んでいるためだと分析する。こうした流れは今後さらに深刻化する可能性が大きい。韓国労働研究院のキム・ユビン研究委員は「アトラスなどヒューマノイドロボットは大企業を中心に導入される可能性が大きく、米国でも韓国の大手企業に米国内の製造業雇用創出に向けた工場設立を要求している。解雇が難しい韓国の労働市場の特性上、既存人材を減らす『出口』は徐々に狭まるだろうが、新卒採用のような『入口』ははるかに急に狭まるだろう」と話した。結局その負担は青年層に集中する構造と指摘される。
青年に受難期…韓国製造業「良質の働き口」6万6000件消えた(2)
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