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「少年犯前歴」俳優チョ・ジヌン引退論争… 30年前の罪「償うべき」vs「葬るべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

俳優チョ・ジヌン(49)

韓国の俳優チョ・ジヌン(49)が未成年時代の犯罪を認め、引退の意思を明らかにしたなか、「少年犯前歴」が個人の将来に継続して影響を及ぼすことが妥当なのかどうかをめぐって論争となっている。未成年時の犯行が成人後まで制約を受けるなら、少年犯の更生の可能性を閉ざすことになるという意見と、大衆の前に姿を見せる公人である以上は「二次被害」防止のためにも厳しい基準が必要だという主張が対立している。

チョ・ジヌンは、7日から放送される番組のナレーションなど、すべての出演から降板した。これに先立ち、チョ・ジヌンが高校生だった1994年に性暴行・窃盗などの犯罪で少年保護処分を受け、少年院に送致されたという報道が出た後、「すべての叱責を謙虚に受け入れ、本日をもってすべての活動を中断し、俳優の道に終止符を打とうと思う」と話した。ただしチョ・ジヌンの所属事務所は「(チョ・ジヌンは)性暴行関連の行為とは無関係」としている。


一部からは、少年時代の犯罪について処罰を受けた人物に対し、長い年月が経過した後に再び社会的責任を求めるのはいきすぎだという指摘が出ている。刑務所で所長を務めた京畿(キョンギ)大学犯罪矯正心理学科のイ・オンダム招聘(しょうへい)教授は「少年保護処分は、青年期の誤りに対して教育を通じ正常な社会生活を送れるようにする措置」とし、「30年以上前の事件で一人の過去を再び掘り返すのは、社会的に望ましくないように見える」と述べた。韓国刑事・法務政策研究院のキム・デグン研究委員も「少年犯罪に対する処分は前科ではない」とし、「少年事件は社会への復帰が必要であるため、更生の機会を与えるべき」と説明した。


少年法は「少年の保護処分は、その少年の将来の身上にいかなる影響も及ぼさない」(第32条6項)と規定している。また「反社会性のある少年の性行を矯正し、少年が健全に成長するのを助けることを目的とする」という内容も記されている。一方で、チョ・ジヌンが公人としてこれまで積み重ねてきたイメージと相反する前歴を隠してきたという批判的な世論も多い。数々の映画の中で独立運動家や刑事として登場したチョ・ジヌンは、過去に洪範図(ホン・ボムド)将軍の遺骸奉還に国民特使として参加し、第80回光復節(解放記念日)記念式典では国旗に対する誓文を代表で朗読したこともある。本名のチョ・ウォンジュンではなく、父親の名前で活動してきたのは、犯罪歴を隠すためだったという疑惑も提起された。

京畿道水原(スウォン)で保護観察中の青少年に教育を行うアラン学校のク・ジャソン理事長は、「青少年期に保護観察処分を受けたからといって、子どもたちの将来の道を永遠に塞ぐようなことは絶対にあってはならない」としつつも、「しかし、公人が過去に社会的に容易には許容されないレベルの犯行をしていたのであれば、大衆の前に姿を見せないことが社会にとって肯定的かもしれない」と述べた。

政界でも意見が分かれている。野党「国民の力」の朱晋佑(チュ・ジヌ)議員は「偽名を使い、犯罪前歴を隠し、偽善で今の地位を築いた」と批判した。祖国革新党の曺国(チョ・グク)代表は作家オスカー・ワイルドの言葉を引用し、「成人と罪人の唯一の違いは、すべての成人には過去があり、すべての罪人には未来があるという点だ」と投稿した。チョ・ジヌンに対する批判世論に反対する意見を示したものと解釈できる。



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