10日午後、ソウルのハナ銀行本店ディーリングルームのモニターにKOSPI指数が表示されている。この日のKOSPIは前営業日より3.02%上がった4073.24で取引を終えた。[写真 聯合ニュース]
韓国取引所によると、10日KOSPIは前営業日より3.02%上がった4073.24で取引を終えた。個人投資家が1兆1605億ウォン、外国人投資家が1553億ウォンを売り越したが、機関投資家が1兆3085億ウォンを買い漉して指数上昇を牽引した。サムスン電子が2.76%上がった10万600ウォンを記録して10万ウォンを回復し、SKハイニックスは4.48%上がり60万6000ウォンを記録した。このほか自動車、防衛産業、造船、原発など時価総額上位銘柄の大部分で株価が上昇した。KOSDAQ指数も1.32%上がった888.35で引けた。
この日のKOSPIの上昇率3.02%は米国の関税猶予措置が発表された4月10日の6.60%以来7カ月ぶりの高水準だ。証券市場が大幅に反騰した原因としては、韓国政府の配当所得分離課税政策、米国の政府閉鎖解除への期待感とともに、人工知能(AI)バブル論に対する懸念が緩和されたためという分析が出ている。
与党「共に民主党」と韓国政府は9日の政府与党協議を通じて配当所得分離課税最高税率を25%で推進することにした。当初政府案の35%より低くなるだろうとの見方から、配当受恵銘柄に選ばれる持ち株会社、銀行、証券、保険株が取引開始直後から上昇した。NH投資証券が10.14%、信栄(シンヨン)証券が9.54%、ハナ金融持ち株が4.57%、サムスン生命が4.54%など大幅に上昇した。
先週内外の証券市場を冷え込ませたAIバブル論に対する不安が減ったのも肯定的影響を及ぼした。エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は8日の台湾で開かれたTSMCの行事で「最新ブラックウェルGPU需要が非常に高い。TSMCに追加ウエハーを注文した」と話した。「SKハイニックス、サムスン電子、マイクロンがわれわれを支援するために生産能力を大幅拡に大した」ともした。フアンCEOの発言はAI需要が依然として強固だという意味に解釈されて半導体銘柄は一斉に上昇した。
ここに米上院が40日にわたり続いている政府閉鎖終息に暫定合意したという便りが伝えられ証券市場にも安堵感が大きくなった。ナスダック100指数が1%以上上昇するなどリスク資産選好が高まりハイテク株もともに上昇する姿を見せた。
証券業界では内外の政策への期待感から証券市場が反騰しているだけに今後進行されるイベントにより証券市場の方向性が決まるとみている。新韓投資証券のイ・ジェウォン研究員は「政府閉鎖中断可否とともに13日に予定された米国消費者物価指数、20日のエヌビディアの業績発表が重要な分岐点になるだろう」と話した。
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