5日午後、韓国取引所のモニターにKOSPIとKOSDAQの終値が表示されている。KOSPIは前日比2.85%下落の4004.42、KOSDAQは2.66%下落の901.89で取引を終えた。
韓国取引所によると、5日のKOSPIは前日比2.85%安の4004.42で取引を終えた。KOSPIが取引時間中に一時3867.81まで急落し、取引所はプログラム売りの効力を一時停止するサイドカーを発動することもした。サイドカーはKOSPI200先物指数が前日終値より5%、KOSDAQ150先物指数が6%以上急騰・急落する現象が1分以上続く場合に発動される。有価証券市場で売り注文にサイドカーが発動されたのは4月7日から7カ月ぶりだ。外国人投資家はこの日2兆5188億ウォン相当を売り越した。これに対し個人投資家が2兆5659億ウォン、機関投資家が790億ウォン買い越した。
韓国証券市場は前日ニューヨーク3大証券市場がAIビッグテックの高評価をめぐる議論で一斉に下落したことで取引開始とともに急落した。前日ハイテク株中心のナスダック総合指数は2.04%下落し、S&P500指数も1.17%下がった。AI株の高評価議論に燃料を注いだのはゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーなど世界的投資銀行だった。ブルームバーグなどによると、モルガン・スタンレーのテッド・ピック最高経営責任者(CEO)は香港通貨庁の主催行事に参加し「自然な市場の流れの中でも米国証券市場は10~15%程度の調整(株価下落)がいつでも発生する可能性がある」と話した。
ウォール街で影響力を持つヘッジファンドマネージャーのマイケル・バーリ氏がAIハイテク株のひとつであるパランティアに大規模空売りポジションを取ったという話もビッグテックの株価に負担を与えた。パランティアの株価は前日7.94%急落した。ここに米ホワイトハウスがエヌビディアの最新AI半導体「ブラックウェル」の中国向け輸出を認めない立場を明らかにしエヌビディアの株価も3.96%下落した。相次ぐ悪材料にテスラが5.15%安、AMDが3.7%安、ブロードコムが2.81%安などビッグテック全般の株価が値を下げた。
◇一時3900下回ったKOSPI、個人投資家のおかげで4000維持
米国政府の業務がこの日で36日にわたり停止し、物価や雇用など各種経済指標の発表が延期されると、米連邦準備制度理事会(FRB)内部では利下げ慎重論を展開する声が大きくなった。対ドルのウォン相場が下落したのもやはり韓国の証券市場には悪材料として作用した。ウォン相場は昼の取引基準で前日より11.5ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1449.40ウォンで取引を終えた。外国人投資家の離脱で昼の終値基準では約7カ月ぶりの安値水準だ。ウォン相場が下落すれば韓国株などウォン建て資産の価値も下落し外国人資金の離脱をあおる恐れがある。実際この日の韓国証券市場では外国人投資家を中心に、半導体、造船、防衛産業銘柄などで差益確定売りがあふれた。サムスン電子が4.1%安、ハンファオーシャンが7.47%安、ハンファエアロスペースが5.94%安など、通信、金融、バイオの一部銘柄を除いた多くの銘柄が下落した。KOSDAQ指数もやはり2.66%下落の901.89で900ポイントをかろうじて維持した。この日アジア主要国の証券市場もやはり値を上げて引けた。日経平均は2.5%安の5万0212.27円で取引を終え、香港ハンセン指数は0.07%、台湾加権指数は1.42%下落した。
証券市場専門家らは2日続いた証券市場下落は短期的現象にとどまると予想する。半導体など良好な輸出見通しを考慮すれば上場企業の業績には問題がないという評価だ。
キウム証券のハン・ジヨン研究員は「最近上昇幅が大きかった半導体を中心に外国人投資家の売り越しが続くかもしれないが、本格的なセルコリアは起きないだろう」と強調した。NH投資証券のナ・ジョンファン研究員も「韓国企業の業績改善への期待感は相変わらずだ。今月の国会で3度目の商法改正案が具体化する可能性が大きい点を考慮すれば証券市場上昇の流れは続くだろう」と予想する。ただ年末の機関投資家のブッククロージング(会計帳簿締め切り)時期が近づいている点から来月中旬までは証券市場が調整に入るとの見方もある。KB証券のハ・インファン研究員は「過去にも200日間強気の市場が続いた後短期的な調整が入った前例がある」と明らかにした。
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