8月にサムスン電子の李在鎔会長、エヌビディアのジェンスン・フアンCEO、SKグループの崔泰源会長(左から)が米ワシントンDCで開かれた韓米ビジネスラウンドテーブルで対話している。[写真 大統領室写真記者団]
財界によると、今回のCEOサミットで最大の関心事であるフアンCEOの出席は事実上確定した。大韓商工会議所会長を務めるSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長が招いたもので、最終日である31日にフアンCEOが半導体とAI生態系を主題に単独セッションを進めるという。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長、崔会長とは別に会合を持ちAI半導体関連協力を話し合うとの見方も出ている。彼らは8月に米ワシントンDCで開かれた韓米首脳会談ビジネスラウンドテーブルでも会っている。
オープンAIのサム・アルトマンCEOも出席対象者として名前が挙がる。アルトマンCEOは1日に韓国を訪れ、李在明(イ・ジェミョン)大統領をはじめ李会長と崔会長と会い、AI協力の意志を明らかにしている。このほかメタのマーク・ザッカーバーグCEO、アップルのティム・クックCEO、グーグルのスンダー・ピチャイCEO、TSMCのモリス・チャン創業者らも招請対象であるだけに最終的に出席するか関心が高まっている。
アマゾンウェブサービスのマット・ガーマンCEO、シティグループのジェーン・フレイザーCEO、ジョンソン・エンド・ジョンソンのホアキン・デュアトCEOは出席を確定した。韓国企業からはトゥナムのオ・ギョンソク代表、ロッテグループのキム・サンヒョン流通群総括代表兼ロッテショッピング代表理事副会長らがCEOサミットの演説者として舞台に上がる。
今年のCEOサミットは4日間の日程で、昨年ペルーのリマで行われた2024CEOサミットの3日より1日増えた。演説者もペルーの48人より多い70人ほどと予想される。招待企業家は韓国から500人、海外から1200人の1700人水準だ。大韓商工会議所は総額7兆4000億ウォン規模の経済的効果が発生すると予想した。
今回の行事を契機に急変する通商環境の中で世界的民間企業間協力が強化されるのか注目される。今年のCEOサミットの主題は「Bridge,Business,Beyond」の「3B」で、境界を超え革新的企業活動により新たな協力関係を構築しようというビジョンを盛り込んだ。これに伴い、世界的供給網共同研究、AI・半導体分野協力業務協約などが相次いで発表されると期待される。
韓国企業もAPECに向け大詰めの準備に能力を結集している。崔会長は10日から12日まで韓中ビジネス協力強化に向け北京を訪問し、中国の何立峰副首相、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の任鴻斌会長ら主要人物に会った。CCPITは今回のCEOサミットに100人に達する大規模企業代表団を率いて参加する予定だ。
LGはCEOサミットが終わる31日から来月1日まで続くAPEC首脳会議を支援するためグループレベルで力を入れている。先月30日から慶州市内バス70台にAPECを知らせるラッピング広告を始め、ソウルの光化門(クァンファムン)、市庁、明洞(ミョンドン)など韓国国内だけでなく、ニューヨークのタイムズスクエア、ロンドンのピカデリー広場など世界的名所に大型電光掲示板を通じてAPEC公式映像を送出している。またSKグループはCEOサミット付帯行事である「フューチャーテックフォーラムAI」を主管する計画だ。
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