キム・ジュエ氏
北朝鮮の朝鮮中央通信、労働新聞などの11日の報道と公開された写真によると、前日夜、北朝鮮平壌(ピョンヤン)金日成(キム・イルソン)広場で開催された閲兵式で、金委員長は中国・ロシア・ベトナムの主賓と主席壇に並んで座った。
しかし金委員長の娘ジュエ氏は北朝鮮メディアに言及されず、報道写真もなかった。ジュエ氏は先月、金正恩委員長の中国訪問に同行し、後継者としての地位を固めたという評価を受けた。今回の閲兵式に出席して後継者構図を確実にするという見方も出ていた。
しかし先月5日に金委員長と共に中国北京から平壌に戻った当時に北朝鮮メディアに登場して以降、1カ月以上も公式的な席に現れていない。ジュエ氏は2023年2月の建軍節75周年閲兵式と同年9月の政権樹立日(9・9節) 75周年閲兵式でも主席壇にいた。当時、北朝鮮軍最高階級の朴正天(パク・ジョンチョン)党中央軍事委副委員長がひざをついてジュエ氏の耳元で話す場面が公開されたりもした。
一部ではジュエ氏がまだ幼いうえ党の公式肩書がないだけに外賓と肩を並べるのに限界があったと分析した。今年の閲兵式には中国、ロシア、ベトナム、ラオス、ニカラグア、メキシコ、赤道ギニア、ブラジル、イラン、ベネズエラ、インドネシアの計11カ国の外賓が出席した。
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