先月26日(現地時間)、フィラデルフィア国際空港で帰国のため空軍1号機に乗る李在明(イ・ジェミョン)大統領と金恵景(キム・ヘギョン)夫人 [大統領室写真記者団]
李大統領は現地時間の22日にニューヨークに到着し、世界最大資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)、米国上下院議員団との会談で日程を始める。
23日には国連総会での基調演説で「民主大韓民国」の復帰を宣言し、韓半島(朝鮮半島)政策など韓国政府の外交ビジョンを明確にする計画だ。24日には国連安全保障理事会での公開討議を主宰し、25日には米ウォール街の金融界関係者や韓国企業関係者と会って「韓国経済説明会(IR)投資サミット」行事をする。
またグテーレス国連事務総長およびフランス・イタリア・ウズベキスタン・チェコ・ポーランド首脳との2国間会談も予定されている。ただ、トランプ米大統領との会談は行われない。略式会談のような短い時間の接触があるかどうかも未知数だ。
魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は19日、「トランプ大統領との会談は計画していない」とし、略式会談の可能性についても「今のところ何とも言いがたい」と明らかにした。
李大統領は今回の日程で国連総会を通して多国間外交の地平を広げ、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議準備態勢をアップグレードすることに集中するとみられる。
トランプ大統領と中国の習近平国家主席がAPEC首脳会議で会うことで合意し、慶州(キョンジュ)APEC首脳会議は世界が注目する超大型外交イベントの場になると予想される。
李大統領は開催国として大きな行事を安定的に開催すると同時に、米中首脳会談の結果が韓半島の安保および国益に及ぼす影響を管理できる外交力量を構築することに焦点を合わせてニューヨーク日程を消化するとみられる。
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