ジェンスン・フアン氏[写真 聯合ニュース]
中国当局が自国企業にエヌビディアのAI半導体購入中止を指示し、アリババ・ファーウェイがそれぞれ「エヌビディアに匹敵するAIチップ開発」を主張しながら乗り出した時点で、米国半導体の国家代表同士が結合する様相だ。先月、インテル株式10%を確保した米国政府の「インテル再生作戦」にも力が加わる見通しだ。
18日、エヌビディアはインテルに50億ドル(約7400億円)を投資すると自社ホームページを通じて明らかにした。インテル株式を1株あたり23.28ドル、約4%を取得した。
両社は協力計画も発表した。インテルはエヌビディアのネットワーク技術「NVリンク」を使用し、エヌビディアのグラフィックス処理装置(GPU)基盤AIインフラに投入されるカスタムCPUを製作する予定だと明らかにした。エヌビディアのPC用チップシステムも設計する。
NVリンクはGPUとGPU、GPUとCPUを超高速・高帯域で接続するエヌビディアの独自技術だ。72個のGPUを接続したエヌビディアのスーパーコンピューター「NVL72」が1つのGPUのように速く動作するのもNVリンク技術のおかげだ。AMD・グーグル(Google)・ブロードコム(Broadcom)などがNVリンクに対抗する代替技術を共同開発してきたが、エヌビディアはインテルにだけNVリンクを開放することにしたのだ。GPU最強者エヌビディアとCPU最強者インテルの結合だ。
エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は「エヌビディアのAI加速コンピューティングとインテルのCPUおよび広大なx86エコシステムを緊密に結合する歴史的な協力だ」とし「世界的水準の2つのプラットフォームを融合することで、両社は共にエコシステムを拡張し、次世代コンピューティング基盤を整えるだろう」と語った。
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