北朝鮮の朝鮮中央テレビは6日、金正恩国務委員長の2~4日の中国訪問を撮影した記録映画を放送した。写真は、中央テレビが公開した金正恩委員長と習近平主席の朝中首脳会談に続いて習主席が用意した宴会に出席して手を握り合う場面。 [朝鮮中央テレビ=聯合ニュース]
鄭長官は8日、国会外交統一委員会全体会議で、印曜翰(イン・ヨハン)国民の力議員の質問に対し、「プーチン大統領、習近平主席、金正恩委員長の3人の首脳が並んで立つ場面が世界に伝えられ、北は大きな外交的成果を得たとみている」とし、このように述べた。
続いて「北が行事にためらわず出席したのは自信の表現」とし「すでに核武力を完成して多量の核弾頭を保有した『核保有国』という自負心の中で戦勝節に出席した」と評価した。
鄭長官は特に「北が戦勝節出席の条件として首脳会談で非核化に言及しないよう中国に要求したと推定している」と強調した。
金委員長が習近平主席、プーチン大統領と並んだ場面については「国力と比較すれば北の外交力は相当なもの」と評価し、「戦勝節の意味の一つは対北制裁網の弱点が表れたという点」と指摘した。また「過去20年間、制裁を強化して非核化を推進しようとしたが、事実上作動しなかった」と評価した。
今回の朝中首脳会談の合意文にも注目した。鄭長官は「金委員長が中国の主権と領土完整守護を支持すると発言したが、これは事実上、台湾侵攻を支持するという意味となる」とし「非常に敏感な事案であるだけに繊細な接近が必要だ」と述べた。
金正恩委員長と習近平主席は4日、およそ6年ぶりに首脳会談を行った。今回の会談で中国は韓半島(朝鮮半島)3原則(平和と安定、非核化、対話と交渉)に言及しながらも「非核化」表現を事実上除いた。これは過去4回の朝中首脳会談で非核化を主な議題として扱ったのとは対照的だ。
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