ロボット「オプティマス」が子どもにポップコーンを手渡す様子。[写真 UPI=聯合ニュース]
マスクは9月1日(現地時間)、X(旧ツイッター)でテスラの今後の主要事業が自動運転を目標とするFSDソフトウェアとオプティマスになるという内容の投稿に返信し、特にオプティマスの重要性を強調した。
マスクは「それらが最大の要因になる」とし、「テスラの価値のおよそ80%はオプティマスになるだろう」(~80% of Tesla’s value will be Optimus)と述べた。
マスクは昨年6月にも、オプティマスロボットがいつかテスラを25兆ドル(約3700兆円)規模の企業に押し上げると述べたことがある。
彼は今年3月には、テスラが年内にオプティマスを5000台生産する計画だと語った。
テスラは、自社の工場作業から家庭内の家事労働まですべての仕事を担うことができる二足歩行知能ロボットを開発・販売することを目標としている。
マスクは今年1月のカンファレンスコールで「テスラほど現実世界のAI(人工知能)が得意な会社はない」とし、「これまで行ってきたAI・ロボットへの大規模投資が将来大きな成果をもたらすだろう」と語った。
オプティマスがテスラの企価値の核心になるというマスクの言及は、テスラが世界自動車市場で継続的に販売不振に直面している中で表明された。
テスラは7月、欧州での新車販売台数が前年同月比40.2%急減した。
世界電気自動車市場の60%以上を占める中国でも、7月のテスラ販売台数は前年同月比12%減少した。
米経済メディアCNBCは2日、オプティマスに関するマスクの発言について「テスラが老朽化したラインナップや低価格の中国電気自動車の攻勢、マスクの挑発的な政治的発言など数四半期連続で販売不振に苦しむ中、マスクはウォール街にテスラの未来を見通すよう働きかけている」と報じた。
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