8月31日、上海協力機構(SCO)公式歓迎式で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席(中央)が手を取り合っている。右は習主席の妻、彭麗媛夫人。[写真 AP=聯合ニュース]
米国「ジョージ・H・W・ブッシュ米中関係基金」シニアフェローのイ・ソンヒョン氏は8月31日、「天安門城楼に並んで立つ朝中ロ3カ国首脳の姿は、新冷戦時代の幕開けを告げる決定的場面として記録されるだろう」とし「これまで朝ロとの公開的協力に慎重だった中国は、今回のイベントを契機に制裁を迂回するグレーゾーン協力を本格化する政治的名分と空間を確保することになる」と分析した。特に「かつて毛沢東がスターリンに中ソ同盟を求めていた時代とは異なり、いまや習主席が金正恩とプーチンを率い、当時のスターリンの役割を自任している」とし「これは3カ国の力学関係が根本的に転換したことを示す象徴的場面だ」と強調した。
ロシアのユーリ・ウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は「軍事パレードでプーチン大統領は習主席の右側に、北朝鮮の金委員長は左側に座る」と明らかにし、「北朝鮮の金委員長との二者会談の可能性を模索している」とタス通信に語った。3日の天安門での儀典は2015年方式ではなく、1959年モデルを踏襲するとの見方が出ている。
韓国・慶熙(キョンヒ)大学のチュ・ジェウ教授は「習主席を中心に朝中ロ首脳が並ぶ光景は、2023年の韓米日キャンプデービッド首脳会談に匹敵する歴史的場面になるだろう」とし「2015年にはプーチン・朴槿恵(パク・クネ)大統領など外賓を右に、江沢民・胡錦涛など内賓を左に配置したのとは違い、今回は外賓と中国指導者が交互に立つ可能性がある」と展望した。
今回の9・3閲兵式によって、韓半島(朝鮮半島)をめぐる朝中ロ”北方三角”と韓米日”南方三角”の対立が固定化されかねないとの懸念も出ている。台湾・アジア太平洋平和研究基金会の董立文理事長は8月30日のセミナーで、「中国最高指導部内部の政治的変化、韓半島をめぐる北三角と南三角の対峙、26カ国が参加する新たな権威主義同盟が形成されるかどうか」を3大ポイントとして提示した。
8月31日、北京の玄関口である天津では、習主席とインドのナレンドラ・モディ首相の二者会談を皮切りに、中国の外交「スーパーウィーク」が本格始動した。上海協力機構(SCO)首脳会談を契機に7年ぶりに中国を訪れたモディ首相を迎えた習主席は、「龍と象の協力(龍象共舞)を実現することが両国の正しい選択だ」と述べ、対立解消への希望を示した。モディ首相は「インドと中国は敵対国ではなくパートナーであり、意見の違いより共感のほうがはるかに大きい」と応じた。
SCOは2001年、中ロを中心に旧ソ連崩壊後の民族分裂主義、宗教過激主義、国際テロリズムに対抗する中央アジア6カ国の多者安保機構として発足した。2018年にインドとパキスタン、2023年にイラン、2024年にベラルーシが加盟し、10カ国体制へと拡大し、汎ユーラシアフォーラムへと発展した。
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