LGエレクトロニクスが来月5日公開するロボット掃除機のビルトイン型「ヒドゥン・ステーション」、フリースタンディング型「オブジェ・ステーション」の2種と無線スティック掃除機2種。[写真 LGエレクトロニクス]
LGエレクトロニクスが来月開かれる欧州最大の家電展示会「IFA2025」でロボット掃除機新製品を公開する。サムスン電子も下半期にロボット掃除機の新製品を発売するという。二大家電企業が相次いで新製品を発売し、中国製が掌握している韓国ロボット掃除機市場で韓中の大激突が繰り広げられる見通しだ。
LGエレクトロニクスは28日、ビルトイン型「ヒドゥン・ステーション」とフリースタンディング型「オブジェ・ステーション」のロボット掃除機2種を来月5日にIFAで披露すると発表した。
ヒドゥン・ステーションはキッチンで活用が難しい空間のシンクキャビネットの下の部分に設置が可能だ。普段はロボット掃除機が見えないため、すっきりした外観を維持することができる。自動開閉ドアを適用して掃除を始めたり終える時にロボット掃除機が自動的に出入りする。LGエレクトロニクスは「部品の体積を減らし集積度を高めるように新しく設計し、ステーションの高さを既存の約50センチから約15センチに下げた」と説明した。オブジェ・ステーションは寝室・リビングなど希望する空間にすっきりと設置でき、調和のとれたインテリアが可能なテーブルデザインだ。同様にロボット掃除機がステーション内に入って見えない。
両製品はホコリの吸入と水拭き掃除はもちろん、使用したモップの洗浄や乾燥まで自動的にしてくれる。世界で初めてロボット掃除機本体とステーションの両方にスチーム機能を適用し、掃除性能と衛生管理の利便性を高めた。走行技術にはLGエレクトロニクスが独自開発した人工知能(AI)の事物認識技術が適用された。インターネットに接続されていなくても「掃除を始めて」「中断して」という命令語を認識して作動する。
LGエレクトロニクスは、今回の新製品も前作と同様、中国メーカーとの合弁開発生産(JDM)方式で製作した。LGエレクトロニクスは「ソフトウェアと核心部品技術は全てLGエレクトロニクスが設計・開発した」とし、「中国の製造の力量やインフラを活用し、グローバル市場で原価競争力を高めるために選択した形」と説明した。
サムスン電子も下半期に新型ロボット掃除機を発売する見通しだ。サムスン電子はまもなく発売されるロボット掃除機がグローバル試験・認証機関「TUV Nord」のIoTセキュリティ認証を獲得したと26日、発表した。最近、中国ロボット掃除機のセキュリティ問題が浮上し、欧州市場などでセキュリティ基準を強化する傾向を見せているだけに、これに合わせて先制的に関連認証を獲得し競争力を引き上げる戦略だ。
業界によると、韓国のロボット掃除機市場は中国企業が70%以上掌握している。ロボロック・エコバックなど伝統的強者に加え、新生後発走者まで先を争って進出している。中国のロボット掃除機メーカーのドリーミーから分社した新生メーカーのモバは20日、韓国市場への進出を公表した。21日、ドリーミーはソウル漢南洞(ハンナムドン)で3種のモップ自動交換型ロボット掃除機など新製品発売イベントを行い、「2026年までに前年比200%成長する」と述べた。これに先立ち、中国家電メーカーのマイディアもクーパンを通じてロボット掃除機を披露し、シャオミは汝矣島(ヨイド)に初の公式オフラインフラッグシップ店舗をオープンした。
中国製ロボット掃除機は優秀な性能にもかかわらず、個人情報流出への消費者の不安が依然として残っている。韓国企業は強化されたセキュリティを掲げて消費者を攻略するものと見られる。家電業界関係者は「国内ブランドはハッキングの心配がないという点を掲げるのが差別化になるだろう」と述べた。市場調査会社のグランドビューリサーチによると、昨年4400億ウォン規模だった韓国のロボット掃除機市場は、2030年まで年平均24%以上拡大する見通しだ。
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