キム・ヨンデ・ドローン作戦司令官が無人機作戦に関連して被疑者として取り調べを受けるため17日、ソウル高検に設置された趙垠奭(チョ・ウンソク)内乱特検事務室に出頭している。 キム・ジョンホ記者
法曹界によると、イ・スンオ本部長とキム・ヨンデ司令官の通話回数は無人機作戦を設計した昨年6月から約100回にのぼる。特に平壌(ピョンヤン)浸透作戦が実際にあった10、11月に通話が集中したという。特検チームはこの作戦が尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の非常戒厳宣言の名分を作るために「北風(北朝鮮側の行動)」を誘導するためのものではなかったか捜査中だ。この作戦が正常な指揮体系を経たかどうかは、尹前大統領の外患疑惑捜査で不法性を判断する核心基準となる。
◆「金竜顕→イ・スンオ→キム・ヨンデ」と作戦指示か
キム・ヨンデ司令官側はイ・スンオ本部長との頻繁な通話が、正常指揮体系で行われた作戦という点を後押しする根拠だと強調している。しかし特検チームはイ・スンオ本部長の指示内容に焦点を合わせている。正常な作戦議論レベルでなく、金明秀議長を除いた金竜顕前国防部長官の命令があったのではと疑っている。「金明秀→イ・スンオ→キム・ヨンデ」構造でなく「金竜顕→イ・スンオ→キム・ヨンデ」と、合同参謀本部議長を排除した状態で作戦が進められたかどうかを確認する予定だ。
これに先立ち特検チームは金竜顕前長官が合同参謀本部議長の排除を指示した状況を捕捉し、捜査している。合同参謀本部の関係者から、金竜顕前長官が昨年11月18日、イ・スンオ本部長に「次に汚物風船があれば作戦本部長が私に『状況評価の結果、原点への打撃が必要だ』と報告してほしい。そうすれば私が地上作戦司令部に指示する」とし「私が指示したことは金明秀議長に報告してはいけない」という趣旨で指示したという陳述を確保したという。金明秀議長が11月22日、金竜顕前長官に原点打撃に反対するという意思を表すと、金竜顕前長官がイ・スンオ本部長に「合同参謀本部議長をスルーして私に直接報告してほしい」という趣旨で指示したという状況も把握した。特に金竜顕前長官は戒厳4日前の11月29日、イ・スンオ本部長に対し、自分が指示をすれば原点打撃が直ちに行われるよう手続きを簡素化する方向で指針を再作成するよう伝えたという軍内部の陳述も確保したという。
特検チームはキム・ヨンデ司令官が昨年5、6月に当時の金竜顕警護処長と3回ほど会った事実も捕捉した。また2人は作戦実行時点の9月末から11月末まで秘話フォンで30回ほど通話した事実も把握した。金竜顕前長官が警護処長の身分でキム・ヨンデ司令官と作戦関連の議論をしたのか、国防部長官に就いた後も公式指揮体系を通さず直接指示したかも捜査の対象だ。
◆金明秀議長は「スルー」された職権乱用の被害者か 法理検討
特検チームは金明秀議長が該当作戦に加担した程度を捜査中だが、「スルー」されたかどうかが重要な基準になっている。金明秀議長が作戦の過程で除外されたとすれば、金明秀議長が尹前大統領や金竜顕前長官の職権乱用疑惑の被害者と見なすことが可能という論理だ。現段階では金明秀議長は職権乱用被害者の性格が強いという分析に重点を置いて法理適用を検討している。
キム・ヨンデ司令官は無人機作戦計画・実験段階だった昨年6月から北朝鮮ビラ散布計画が入った報告書を合同参謀本部に報告したと陳述した。しかし金明秀議長は昨年6月に無人機を活用した戦闘実験計画について事前報告を受けたが、具体的な作戦内容は9月の金竜顕国防部長官の就任後に知ったと主張し、一部の陳述に一致しない点がある。
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