モース・タン・リバティ大教授(韓国名ダン・ヒョンミョン)が15日、ソウル大の正門前で懇談会を開いた。懇談会でタン教授は不正選挙論と同時に、尹前大統領の非常戒厳宣言を擁護する発言をした。 [聯合ニュース]
尹前大統領はこの日午後4時20分、タン教授と10分間ほど面会することになっていた。タン教授は「国際選挙監視団」という団体で活動し、先月行われた韓国の第21代大統領選挙が不正選挙だったと主張する人物だ。現在、国内保守団体トゥルースフォーラムの招待を受けて韓国に入国している。
タン教授は前日(15日)、ソウル大で不正選挙をテーマに特講をすることになっていたが、学校側のキャンセルで特講は実現しなかった。
すると、タン教授はソウル大の正門前で不正選挙論と尹前大統領の非常戒厳宣言を擁護する懇談会を開いた。ここでタン教授は尹前大統領について「尊敬されるべき人物」と発言した。14日に入国した後、タン教授はある教会で尹前大統領の弁護団と会う意思を明らかにしたという。これを弁護団が尹前大統領に伝達し、面会することが決まった。しかし特検チームが前日午後4時13分から「起訴前まで家族、弁護人を除く外部の人と会わないよう面会など禁止決定」を下し、面会は実現しなかった。
一方、11、14日に特検チームの2回の出席調査要求に健康上の理由を挙げて応じず、14、15日に強制引致を拒否した尹前大統領は16日、裁判所に拘束適否審査を請求した。強制引致は審査終了時まで中断された。
ソウル中央地裁は18日午前10時15分から拘束適否審査を行う。
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