ドナルド・トランプ米大統領。[写真 AP=聯合ニュース]
トランプ氏はあわせて「(他の)国々は居住まいを正して『数十年間のタダ乗りに感謝する。我々はもうあなたが米国のために正しいことをするべきだということを知っている』と言わなくてはならない」とした。続いて「我々はここで『我々が直面した状況を理解して感謝する。深く感謝する』と答えなければならない」と付け加えた。
今回の発言は同盟・敵国を問わず賦課した相互関税の正当性を強調し、同盟に対する防衛費引き上げを再度圧迫するものだと分析できる。
これに関連してトランプ氏が貿易交渉で満足する合意を得ることができない場合、予告した通り、8月1日に相互関税を賦課する予定だとホワイトハウス高位当局者が明らかにした。ホワイトハウスのケビン・ハセット国家経済委員長は13日、ABC放送インタビューで「関税書簡が交渉用か、実際に賦課する内容なのか」と尋ねられると「大統領の考えで良い合意を得ることができなければ本当に関税を賦課するだろう」と答えた。あわせて「対話を継続していて、我々がどうなるのか今後を見る」として早急な交渉を圧迫した。これ以上のTACO(Trump Always Chickens Out・「トランプはいつもおじけづいて逃げる」という意味で、トランプ氏が強硬な関税政策を前に出して終盤に覆す姿を皮肉るミーム)はないということだ。
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