12・3非常戒厳に関連して特検の捜査を受けている尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が9日、ソウル瑞草区(ソチョグ)ソウル中央地方法院(地裁)で開かれた拘束前の被疑者審問(令状実質審査)が終わった後、裁判所を後にしている。[写真共同取材団、聯合ニュース]
◇エアコンのない独房か
尹氏は約3.6~3.7坪(約12平方メートル)の広さの独居室を使用する見通しだ。ロッカーや流し台、テレビ、机兼食卓、食器、便器などが備わった空間だ。洗面台、冷蔵庫、エアコンなどは備わっていない。矯正当局のある関係者は「朴槿恵(パク・クネ)元大統領などの先例を見ると、3人以上が使用する広さの部屋を単独で使用するものと予想される」とし「警護と収容棟の事情を考慮してもっと広い空間を使用する可能性もある」と説明した。
共に民主党の朴智元(パク・ジウォン)議員は前日あるYouTube(ユーチューブ)放送に出演して「ソウル拘置所に3年入れられていたが、どれくらい暑いのか知っているか」とし「とても暑いが、天井に小さな扇風機が回っていて時間になれば電源が切れる」と話した。続いて「(暑くて)眠れないため、併設されているトイレで昼夜水を汲んで体にかけるのだが、刑務官がうるさいからやめろという。同じ状況に置かれてみるといい」とし「夏は地獄だ」と付け加えた。
李明博(イ・ミョンバク)元大統領はソウル東部拘置所収監当時、猛暑による睡眠無呼吸症と糖尿病悪化などで入院したことがある。朴槿恵氏もソウル拘置所で凍らせたミネラルウォーターと扇風機だけで暑い夏を乗り切った。
矯正当局は尹氏が入浴や運動などを行う場合、他の収容者と重ならないように分離する方針だ。現職大統領の身分ではないが、特殊性を考慮した。食事メニューは拘束中の被疑者居室収容者と同じものが出される。
ソウル拘置所は10日の朝メニューでミニチーズパン、蒸したジャガイモなどを提供する。ソウル拘置所は一般的に1日1回、面会が可能だ。弁護人の面会は日課時間の中ならいつでも可能となっている。尹氏の面会は分離した空間で行われる可能性がある。尹前大統領は収監中の調査のために拘置所の外に移動する時は法務部の護送車両を利用する。
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