4月にソウル市内のホテルで開かれた「Kヒューマノイド連合」設立式に展示されたヒューマノイドロボット。左からロブロス、ブルーロビン、Aロボット、レインボーロボティクスのヒューマノイド。[写真 ニュース1]
京畿道城南(ソンナム)のキンスタワー14階には「製造産業AI予測ソリューション」を開発するインイージが入居している。KAIST人工知能大学院のチェ・ジェシク教授が2019年に創業したスタートアップだ。ポスコのような鉄鋼会社やセメント会社、石油化学会社などの工程データとAIを活用して生産効率性を高めるのが主要ビジネスモデルだ。インイージは3月に技術力を認められ韓国政府が指定する「国家戦略技術」保有企業になった。
韓国でもAI企業が成長している。米国と中国の水準には至らないが、大規模言語モデル(LMM)を開発している。LGのエクサワン、ネイバーのクローバエックス、ソルトルクス、ルシアなどがそれだ。Aロボットとインイージは代表的AIx企業だ。AIxはAIが多様な領域と融合することを意味する。取材チームが訪れた杭州の強脳科技、ディープロボティクスなどが該当する。韓国科学技術情報通信部によると、韓国のヒューマノイドの場合、中国との格差が9カ月、LLMは1.5年ほどと分析される。
韓国のAI能力はフランスに次いで世界6位水準と評価される。少なくとも昨年の評価まではそうだ。英トータスメディアは毎年国別のAI能力を評価する「グローバルAIインデックス」を発表するが、これによると世界1位は断然米国だ。評価は大きく①実現②革新③投資の3部門で区分する。実現は人材・インフラ・運営環境に、革新は研究開発に、投資は政府の戦略と商業生態系に細分される。昨年9月に発表された2024年のAIインデックスによると、米国を1位の100点とすると、中国が米国の半分水準である53.88点で2位を記録した。3位がシンガポールの32.33点、4位が英国の29.85点、5位がフランスの23.09点、6位が韓国の27.26点の順だ。
8年前の「AI国家戦略」中国のように…「政府が需要掘り起こせば韓国企業も成長する」(2)
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