3日、中国共産党中央対外連絡部長の劉建超氏が第13回世界平和フォーラムで米国の力による平和論理に反論している。[写真 AFP=聯合ニュース]
劉氏は「平和は戦争の息継ぎにすぎないと人々は言うが、これはゼロサムゲームに根ざす、絶対的な安全だけが真の安全という主張」と話した。あわせて「彼らは絶対的安全のためには他人の安全を無視することができると主張する」とし「先日のシャングリラ大会で米国防総省のピート・ヘグセス国防長官が言及した実力による平和促進は覇権的思考の新たな化身」と話した。劉氏はまた、中国の格言だとしながら「国がいくら大きくても戦争好きなら必ず滅亡する」とも言及した。
この日の開幕式では韓中日3国協力を強調する主張も出てきた。日本の鳩山由紀夫元首相は祝辞で「日本は日中韓協力議長国としてリーダーシップを発揮し、早期に3国首脳会議を開催しなければならない」とし「今年、韓国で開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)の成功のために3カ国が手を携えなくてはならない」と話した。続いて「本人が数年間主唱してきた東アジア共同体の創設は蓄積された協力を通じてのみ実現が可能だ」とし「日本の対米自主性強化は東アジア共同体構築の道と重なる」と付け加えた。
韓正国家副主席はこの日、開幕式の主題講演で「今年は中国の抗日戦争勝利80周年で平和は実現しにくい」とし「歴史を教訓にすると、武力は国と国の間の葛藤を解決する正確なやり方ではなく、怨恨と矛盾を深めるだけ」と話した。続いて「経済のグローバル化で存在する問題は、ただしグローバル化の発展過程でのみ解決することができる」とし「関税戦争と貿易戦争には勝者がおらず、一方主義と保護主義は脱出口がないだけではなく最終被害は各国とグローバル共同の利益になるだろう」と主張した。
この日開幕式に韓国からは金星煥(キム・ソンファン)元国家安保室長、文正仁(ムン・ジョンイン)元大統領外交・安保特別補佐官らが出席した。
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