SONサッカーアカデミーのソン・ウンジョン監督 [ニュース1]
江原道(カンウォンド)体育会は28日、スポーツ公正委員会を開き、SONサッカーアカデミーの指導者が昨年、青少年選手を身体的または情緒的に虐待した事案に対する懲戒処分を再審議した。
道体育会は「ソン監督の懲戒については、大韓サッカー協会指導者登録前にした行為であり、関連規定を適用することはできない」とし、ソン監督に対する3カ月出場停止処分を取り消した。ソン監督は昨年4月に指導者登録をしたことが把握され、青少年虐待事件はそれ以前の昨年3月にあったということだ。
これに先立ち江原道サッカー協会は先月、ソン監督とSONサッカーアカデミーの指導者2人に青少年選手虐待の疑いで懲戒処分をした。当時、ソン監督とAコーチに対しては「言語暴力行為が偶発的に発生したケース」と判断し、3カ月出場停止とした。
ソン監督の長男で孫興慜の兄ソン・フンユン首席コーチに対しても「暴行・傷害行為が偶発的で特別に参酌する事由がある」として6カ月出場停止処分とした。
これはスポーツ公正委員会の規定上、暴力行為指導者に対する懲戒基準範囲で最も低い。
ソン監督らは懲戒処分を不服として再審を申請し、被害者側も「虐待行為が何度か繰り返されたので偶発的とは見なしがたい」として再審を要請した。
道体育会はこの日、ソン首席コーチとAコーチに関する再審要請は棄却し、それぞれ出場停止6カ月、3カ月の懲戒処分を確定した。再審で出場停止懲戒が確定した2人は懲戒が終わるまで体育会と関係団体が開催するすべての大会に出場できない。
被害者側によると、沖縄合宿中だった昨年3月、ソン首席コーチは試合に負けたという理由で青少年選手に20秒以内に中央ラインまで走って戻ってくるよう指示し、時間内に走れなかったとして太もも部位をコーナーフラッグの棒で叩き、2週間の治療が必要な傷を負わせた。
ソン監督も試合中のミスを理由に選手に繰り返し暴言を浴びせたことが分かった。
ソン監督ら3人は児童福祉法上の児童虐待の疑いで昨年10月、春川(チュンチョン)地裁でそれぞれ罰金300万ウォン(約31万円)、児童虐待治療プログラム40時間履修命令を受けた。
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