ダルマネン仏司法相が18日に仏領ギアナで開かれた司法府庁舎建設プロジェクト発表会に参加している。[写真 AFP=聯合ニュース]
英日刊タイムズの報道によると、フランスのダルマナン司法相は海外領である仏領ギアナの密林地域に特級セキュリティ刑務所を建設すると明らかにした。刑務所は4億ユーロ(約650億円)を投じて2028年に竣工する予定だ。
場所は『パピヨン』の舞台となった悪魔島が属するサン・ローラン・デュ・マロニだ。ギアナの海岸から6キロメートル離れたところに位置する悪魔島の刑務所は1862年から1952年まで運営されたフランスの海外流刑地だった。囚人は平均5年を超えられずに死亡するほど劣悪な島流し施設だった。
重犯罪者専用の新しい刑務所は悪魔島から離れた内陸に建設される。だがジャングルの真ん中に建てられ事実上島と同じだとの説明だ。刑務所の定員は約500人だ。
刑務所には麻薬組織員と国家安全保障の脅威になるイスラム原理主義者などを収容する超高度セキュリティ区域も設置される。
ダルマネン司法相は「麻薬密売組織のボスはこれ以上彼らの部下らと接触できなくなるだろう」と話した。最近フランスは刑務所に収監された麻薬密売組織幹部が指示する犯罪に頭を痛めている。
一方、フランスはブラジルとコロンビア、ペルーなど南米諸国と麻薬組織に対する共同対応も推進中だ。ダルマネン司法相は先週ブラジルを訪問し自国に収監中のブラジル麻薬犯罪者を送還する案を協議した。
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