米国人ユーチューバーのジョニー・ソマリ(本名ラムジー・カリド・イスマエル)が16日午前、ソウル麻浦区(マポグ)のソウル西部地方法院(地裁)で開かれた業務妨害・軽犯罪処罰法違反容疑の公判に出頭している。[写真 ニュース1]
ソウル西部地裁刑事1単独パク・ジウォン判事はこの日午前10時40分ごろ、業務妨害・軽犯罪処罰法・性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(虚偽映像物頒布等)など容疑で起訴されたジョニー・ソマリ(本名ラムジー・カリド・イスマエル)の第2回公判期日を開いた。
この日検察は従来の容疑以外に新たに併合された業務妨害1件と性的暴行処罰法違反2件に対する公訴事実を追加で説明した。ソマリ側は先立って起訴された3件の容疑については全面的に認めたが新たに追加された容疑に対しては否認した。
検察によると、ソマリは昨年10月23日ソウル市内のバスに乗ってユーチューブ(YouTube)のライブ放送を行い、大きな声で音楽をかけて騒動を起こし、バスの運行を妨害した容疑がもたれているが、これについては容疑を認めているという。
同年10月30日、ユーチューブ放送で男性被害者の顔が合成されたわいせつ的な動画編集物を再生して虚偽映像物を流布したという容疑に関しては容疑を否認した。
昨年9月30日ロッテワールドで放送しながら大声を出して頭を殴るなど騒ぎを起こしてアトラクションの運行を妨害した容疑と1カ月後の10月31日女性被害者とのスキンシップ場面を編集して放送した容疑に対しても全面的に否認した。
これ以外にもソマリは昨年10月10日、ソウルのあるコンビニで不適切な言葉を発しながら大きな音で音楽をかけて踊り、カップラーメンをテーブルの上にぶちまけるなどの行為でコンビニ業務を妨害した容疑ももたれている。該当の場面はソマリ本人のユーチューブ放送を通じて送出された。
ソマリは3月7日に開かれた初公判でドナルド・トランプ大統領支持者が好んで着用する赤色の「MAGA(Make America Great Again)」キャップをかぶって法廷に入ろうとしたが規定上阻止された。ソマリは当時この帽子をかぶって出席した理由について「私が米国市民だからだ。そして韓国は米国の属国(vassal state)だ」とも答えた。
この日もソマリはMAGA帽子をかぶって舌を出しながら裁判所に入った。法廷ではしばらく帽子を取っていたが裁判が終わると再び着用した。ソマリは「今も韓国が米国の属国と考えているか」「弁護士費用はどのようにまかなっているのか」などの質問に黙殺無返答で一貫した。ソマリの知人はテレグラムを通じて「(ソマリの)弁護士費用がとても負担だ。助けてくれる人がいるなら寄付してほしい」と支援を要請した。
裁判部はソマリに対する次の公判を8月13日午後4時に開くことにした。
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