飛行機の座席。[写真 Pixabay]
仁川(インチョン)地方法院(地裁)刑事5単独(部長ホン・ジュンソ)は航空保安法違反容疑で起訴されたAさんに懲役6月の宣告を猶予したと8日、明らかにした。宣告猶予は軽微な犯罪に対して2年間刑宣告を猶予し、この期間に特別な事由が発生しなければ刑を免除する制度だ。
Aさんは昨年11月14日午前7時ごろ、ベトナム・ニャチャンから仁川国際空港に戻って来るティーウェイ航空旅客機の機内の通路に横になって寝そべり「私なんか死ねばいいんだ」と大声を出して乗務員Bさん(20代)の肩の部位を叩いた容疑で起訴された。
AさんはBさんに「水が欲しい」と要請したが、Bさんが「無料で提供されている水はなく、必要なら購入してほしい」といわれ、これに腹を立てて暴れたことが分かった。
Aさんはまた「着陸するので安全ベルトなどを着用してほしい」というBさんの要請にも「(水が)欲しいと言ったじゃないか」と大声を出してBさんの腕を両手で何度も叩いた。
裁判所はAさんが乗務員の職務執行を妨害して航空機内で騒乱行為に及んだ容疑に対して有罪判断を出しながらも「被告人が初犯で高齢者である点などを総合した」としながら宣告猶予の判決を下した。
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