韓国与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)大統領候補が8日、ソウル汝矣島(ヨイド)の大河(テハ)ビルに用意された選挙キャンプ事務室で緊急記者会見を開き、候補単一化に関する立場を明らかにしている。イム・ヒョンドン記者
金氏はこの日午前、汝矣島(ヨイド)選挙キャンプ事務室で緊急記者会見を開き、「国民の力大統領候補の資格で党憲第74条の党務優先権を発動する」と述べた。
党憲第74条によると、大統領候補者は選出された日から大統領選挙日まで選挙業務の効率的推進のために必要な範囲内で党務全般に関するすべての権限を優先して持つ。
金氏は「この時間以降、強制候補単一化という美名で正当な大統領候補である私金文洙を引きずり降ろそうとする作業から手を引け」とし「私はどんな不正にも屈服しない」と強調した。
続いて「今行われている強制単一化は強制的な候補交代であり、私金文洙を引きずり降ろそうとする作業なので法的な紛争に進む場合もある」としながら「直ちに中断せよ」と繰り返し要求した。
金氏は党指導部と韓悳洙(ハン・ドクス)候補にそれぞれ「本選候補登録もしないという『無所属』候補のために私金文洙を引きずり降ろそうとする理由が何か」「このようなシナリオを事前に知っておられたのか」と反問した。
あわせて「このような形の強圧的な単一化は何の感動も叙事もない」とし「シナジーと検証のために1週間各候補は選挙運動をして来週水曜日に放送討論、木曜日と金曜日に世論調査をして単一化しよう」と提案した。
また、金氏は「私は候補の同意を受けないで党が一方的に定めた討論会には参加しない」とし「これは不法であるので応分の措置を取る」と話した。
◇韓悳洙氏側「11日前の単一化に確固とした医師」
一方、無所属の韓悳洙予備候補側はこの日金氏「1週間の選挙運動後に世論調査で単一化しよう」という提案に「特別な理由なくこのように(単一化を)先送りするということが常識的に理解できるか」と話した。
韓悳洙キャンプの李貞鉉(イ・ジョンヒョン)報道官はこの日の記者会見で「(大統領選挙が)2~3カ月残っているわけでもなく、1カ月も残っていないのに1週間後にしようという単一化を直ちにできない理由は何か」とし「本人が約束したことで、時期的にも切迫している」とした。
続いて「11日以前にしようと思ったらできるうえ、国民の支持も受けやすく、シナジー効果も出すことができ、相手候補に対する競争力が強化されるのは火を見るよりも明らか」としながら「金候補が単一化は止めようという話をこのようにする」と付け加えた。
李氏は「11日について明確に話をし、11日以前に単一化テーブルに出てくるように願う」とし「11日以前の単一化に渾身の努力をする」と強調した。
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