28日(日本時間)、テキサス戦でサヨナラ勝ちして喜ぶ李政厚(イ・ジョンフ) [写真 AP=聯合ニュース]
「プレッシャーの中でもKBO(韓国プロ野球)リーグのMVPにふさわしい卓越した才能を立証した」(SI)
どのメディアも見る目は変わらない。李政厚(イ・ジョンフ、27)の輝かしい活躍に米メディアも称賛を惜しまなかった。李政厚が所属チームはもちろん、ナショナルリーグ(NL)、さらにメジャーリーグ(MLB)全体で最も印象的な選手ということに異見はなかった。実際、李政厚に対する印象は今季開幕前までそれほどよくなかった。昨年5月に肩をけがして長期間休んだからだ。リードオフを失ったサンフランシスコは昨年、NL西部地区4位に終わった。
開幕から1カ月余りが経過した現在、李政厚は誰もが認めるしかない特級選手になった。先天的な能力と誠実な態度、努力と人格まで、現地メディアの称賛は李政厚の競争力を表している。スポーツ・イラストレイテッド(SI)は27日、「李政厚は昨年、肩をけがして短期間しかプレーできなかった。大型契約をした選手として成績が求められるプレッシャーの中で今季をスタートしたが、2022年KBOリーグのMVPにふさわしい卓越した才能を立証している」と伝えた。MLBドットコムは「元気な李政厚は現在サンフランシスコで最も目を引く選手だ。打率と出塁率、長打率など打撃指標がすべて優秀」と評価した。
米メディアの関心はすでに李政厚の今季の最終成績に向かっている。「現在のペースを維持すれば」という前提は付くが、期待以上の結果も可能と評価している。ESPNは李政厚を「NL打撃王潜在候補」と予測した。MLBドットコムは今年3割台の打率が可能な打者にアーロン・ジャッジ(33)、ポール・ゴールドシュミット(38、以上ニューヨーク・ヤンキース)、トレバー・ストーリー(33、ボストン・レッドソックス)らと共に李政厚を挙げた。ジャッジとゴールドシュミット、ストーリーともMLBを代表する打者だ。デビュー1年余りで李政厚の価値がどれほど上がったかを実証している。
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