25日、ソウル江南区(カンナムグ)COEXに入店していた飲食店で火災が発生し、大量の煙が空に向かって立ち上っている。[写真 ニュース1]
ソウル江南消防署などによると、25日午前11時ごろCOEX2階の飲食店で火災が発生した。通報を受けて出動した消防当局は消防車33台および人材121人を動員して午前11時42分に鎮火を完了した。幸い人命被害はなかった。消防関係者は「飲食店の台所フードから火の手が上がったと見ている」と明らかにした。
この日の火災で黒い煙がスターフィールド近隣を覆い、利用客および勤務者が慌てて避難するなど騒ぎがあった。ソーシャルメディア(SNS)のX(旧ツイッター)などに投稿された動画を見ると、2階から出た煙は建物の外に立ち上り、永東大路(ヨンドンデロ)方面に広がった。COEXで開かれたIT博覧会に来たキム・ジョンモクさん(25)は「突然煙が立ち込めたと思ったら、ピョルマダン図書館まで煙が広がった」とし「『火災が発生したので外に移動してください』という案内係の指示に従って避難した」と伝えた。業務でCOEXを訪問していたユさん(31)は「3階で会議をしていたが、煙っぽい臭いがし始めた」とし「多くの人々と一緒に急がず落ち着いて階段を降りて行って外部に移動した」と話した。また別の目撃者イさん(63)さんは「晴れ渡った空が一瞬で煙に包まれるようだった」と伝えた。
火事が起きた直後、COEX一帯の出入りが制限されて一部観光客は建物の外に出て行って内部の片付けが終わるまで待機していなければならなかった。マスクをして火災鎮圧過程を見守る人々もいた。この日COEXアクアリウムに修学旅行で来たというキム・セヨンさん(13)は「火災が鎮圧されたという放送が流れた後、建物内部に入ったが、いくつかのエスカレーターの利用が制限されて道に迷った」と話した。
午後2時基準でCOEXはすべての階を利用することができるようになったが、火災の発生した2階の一部区間は出入りが制限されている。消防ホースによって滑りやすくなった床の掃除をして、排煙作業を進めているという。この日、COEXで開かれた「2025ワールドITショー」も一時中断されていたが、現在は観覧客の訪問が可能になっている。
COEX関係者は「火災直後にサイレンが鳴って放送を通じて避難するように案内した」とし「火事が起きた正確な原因などは確認中」と明らかにした。消防関係者は「現場の片付けが済めば、建物関係者などに対して火災発生原因および初動措置に関連して調査を行う予定」と話した。
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